〜花抜坂中納言日記〜
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2003年10月
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最新の絵日記ダイジェスト
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2003/10/24(金) ♪あのひとの姿懐かしい黄昏の河原町〜
 雨で順延ということもあって、大阪に四日間も滞在する事になった。昨年以来の大阪だったが、この街特有の猥雑さは、「粋」を基調とする江戸・東京にはないむしろ「長所」だと思う。そして、この街を去るのは、何時も少しだけ寂しい。
 「行かねばならぬ、姐さん放してくだせぇ」
 と、心の中で呟きながらプラットホームに立った。日に日に冷たくなってきた風が、お誂え。コートを着ていたら間違えなくここでわざとらしく襟を立てたりして、意味無く振り返っただろうが、コートがないので立てることもなければ、だれも追いすがってくるはずもないので振り返らない。
 
 お昼、京都に着いた。京都散策。
 清水寺から八坂に廻って、ぎをんの「萬屋」さんにて、ねぎうどんをいただく。やはりダシは関西だ、あの上品に澄んだ汁を味わうと関東のあの黒い汁は食べられない。
 随一の存在感を誇る「一力」の前を通り、以前一味を紹介した「原了郭」で黒七味を購入。京都の七味は大体が黒っぽいのですが、ホントにここのは「黒」です。辛いモノ好きの方は絶対手に入れていただきたい、というか「手に入れろ!」と興奮気味で言っておきます。

 夏場は川床で賑わう鴨川をそぞろ歩き、先斗町をブラブラ、ちょうど灯し頃。
 昨年、ここの川床で友人とその彼女、後輩の落語家Hクンと気持ちよく飲んだのを思いだします。酔ったHクンに肩を貸し袴姿で歩いた四条大橋。マヌケな勤皇の志士のカタチです。

 すっかり暗くなった頃京都駅に到着。18時16分ののぞみで帰京。
 「懐石・下鴨茶寮」のお弁当と、チョット贅沢なビール・ヱビスで東京まで京都気分。
 新幹線を品川ではじめて降りて見ましたが、あの何度も味わった東京駅の「あぁやっと着いた、疲れたなぁ」みたいな雰囲気がなくなんとなくよかったです。 


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