〜花抜坂中納言日記〜
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最新の絵日記ダイジェスト
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2007/05/04 とりとめもなし。
2007/05/03 大型連休。
2007/04/30 3タテ。
2007/04/29 紀尾井ホール。

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2003/10/30(木) 落語とスペイン料理。
 決して更新できないホド忙しいハズはないのですが、なにかしら夜更かしをしてしまうイベントがたてこんでしまう。そんななか、いつもこの日記を読んでくれている方々に、申し訳ないという後ろめたいキモチでいっぱいなのです。

 20時から、池袋のスペイン料理店バレンシアにて落語会。とっても雰囲気のあるお店で、落語というよりスタンダード・トークといった感じ。しかも、ここのマスターがハナシの早い方で、開演前から黙っていても生ビールを出してくださる。こういうのがイチバンありがたい、正直言って。
 お酒の入ったお客様の前で演るのはケッコウ辛い時があるのですが、久々に愉しく、遊んで高座が勤まりました。
 実験的な第一回でしたが、またオハナシがあれば、皆様もお誘いいたします。例え落語がマズくても(あくまで、例え)お酒とともにいただけるスペイン料理が最高ですので満足いただけると思います。

 あー、こんな仕事がもっとあったらと、ついつい思ってしまう今日このごろであります。

2003/10/28(火) 二ツ目勉強会の夜は更けて。
池袋の二ツ目勉強会に出演。(ちょっと考えるところがあって告知しませんでしたが)二ツ目出演者の落語を、真打ちの師匠が聴いて下さるという大切な会だ。
 終演後は決まって茶館という中華料理店にて反省会、志ん五(古今亭)師匠に色々と指摘、批評をしていただいたのだが、いちいちゴモットモ。落語という芸の奥行きを感じる。つまり、突き詰めても突き詰めても行き止まりがないのだ。
 その後も緊張から解け、ビールと紹興酒が入り、きん歌兄さんの軽口もあいまって芸談はつきず。
 芸談は落語を実際にやるのと同じくらい、愉しい。

 その後、南国という居酒屋を皮切りに朝までコース。
 きん歌兄さんと赤羽駅で降りたのだが、霧のプラットホームにびっくり!霧がでてたのだ。
 ボクも兄さんもなにやら酔っ払っていて、前後不覚言語不明瞭五里霧中。なんだかわからない。
 わからないまま、兄さんとわかれたのでした。
 
 写真・夜霧のプラットホームと三遊亭きん歌。兄さんは師匠・歌司のずぅーっと下の弟弟子、ということはボクの叔父弟子。

2003/10/27(月) 今夜、熱闘147試合に幕。
 福岡に戻ってからのダイエーは、やっぱり強かった。昨日、一昨日と見事なまでの完敗。
 昨日は友人のジュンが来て、ビールと焼き鳥で観戦。彼とは小学生からの友人で、中学のころ神宮や横浜スタジアムにしょっちゅう行っていたが、テレビとはいえ久しぶりに一緒に野球観戦。
 それにしても阪神はこのシリーズ、「らしさ」がない。

 今日は、もう昼間からドキドキしていたが、ダイエーが日本一という結果となってしまった。勝負の世界は勝ち負けの世界だから仕方が無い。むしろ、前半の福岡の押せ押せムードから、甲子園での逆転劇、王手とよく戦ったじゃないか。
 星野監督じゃないが、今日終わった瞬間結果はともあれホッとした。阪神選手の長い長い戦いがやっと終わったのだ。
 
 ともあれ、福岡ダイエーの選手・ファンの方々おめでとう。
 阪神タイガースだって来年に夢がつなげたのだから、これはこれでよかったのだと、今思っている。

 また何時かタテジマを着た、闘将・星野仙一の勇姿を甲子園で必ず見られることを願いつつ。
 
 今年も、夢と感動をありがとう…。
 

2003/10/25(土) お席亭は、お見通し。
 昨日は星野監督の甲子園最終戦を、鮮やかな逆転勝利で飾ったようだ。これで3勝2敗、王手をかけて福岡入りとなる。
 
 ボクの方は、ひらり(林家)から頼まれた代演をすっかり忘れていて、慌てて新宿末廣亭へ。
 四人出演するうちのトリとなってしまった。
 「崇徳院」をかける。演り手が少ないのと、三代目三木助のネタということもあって得意になって演っていたが、終演後お席亭(寄席のオーナー)に「つかさぁ!もっと稽古しろぉ!」とのお言葉を…。その後も色々と芸談やアドヴァイスを頂いた。
 やはり、席亭ともなるとこっちが遊び呆けていたことぐらいお見通しなのだ。まぁ、聞いてくださっていたことが有難い。
 
 「お席亭ー!ちゃんとお稽古いたします!」

2003/10/24(金) ♪あのひとの姿懐かしい黄昏の河原町〜
 雨で順延ということもあって、大阪に四日間も滞在する事になった。昨年以来の大阪だったが、この街特有の猥雑さは、「粋」を基調とする江戸・東京にはないむしろ「長所」だと思う。そして、この街を去るのは、何時も少しだけ寂しい。
 「行かねばならぬ、姐さん放してくだせぇ」
 と、心の中で呟きながらプラットホームに立った。日に日に冷たくなってきた風が、お誂え。コートを着ていたら間違えなくここでわざとらしく襟を立てたりして、意味無く振り返っただろうが、コートがないので立てることもなければ、だれも追いすがってくるはずもないので振り返らない。
 
 お昼、京都に着いた。京都散策。
 清水寺から八坂に廻って、ぎをんの「萬屋」さんにて、ねぎうどんをいただく。やはりダシは関西だ、あの上品に澄んだ汁を味わうと関東のあの黒い汁は食べられない。
 随一の存在感を誇る「一力」の前を通り、以前一味を紹介した「原了郭」で黒七味を購入。京都の七味は大体が黒っぽいのですが、ホントにここのは「黒」です。辛いモノ好きの方は絶対手に入れていただきたい、というか「手に入れろ!」と興奮気味で言っておきます。

 夏場は川床で賑わう鴨川をそぞろ歩き、先斗町をブラブラ、ちょうど灯し頃。
 昨年、ここの川床で友人とその彼女、後輩の落語家Hクンと気持ちよく飲んだのを思いだします。酔ったHクンに肩を貸し袴姿で歩いた四条大橋。マヌケな勤皇の志士のカタチです。

 すっかり暗くなった頃京都駅に到着。18時16分ののぞみで帰京。
 「懐石・下鴨茶寮」のお弁当と、チョット贅沢なビール・ヱビスで東京まで京都気分。
 新幹線を品川ではじめて降りて見ましたが、あの何度も味わった東京駅の「あぁやっと着いた、疲れたなぁ」みたいな雰囲気がなくなんとなくよかったです。 

2003/10/23(木) 青春の覇気うるわしく…
 昼過ぎ、新世界の串かつ「てんぐ」でどて焼きと串かつで飲む。大阪はジャンクフードの街で、昼間から飲むことが容易でホントにいい。
 それにしても、昨夜はいい試合だった。先発ムーアの後を引き継いだ二番手・吉野の投球にはシビレタ。気合を感じる投手戦に試合後飲んだ美酒の味も格別だった。
 今夜もそんな試合を期待したい。

 スタンドのファンが、昨日までと全く違ったのが面白い。サヨナラ勝利で勢いづき、シーズン中の活気のある応援になった。
 その応援と同じく、昨日まで先制することが出来なかったが、今日はレギュラーシーズンを彷彿とさせる試合となった。
 ところが、やはりダイエーって強力打線。見ていて怖いものが…。
 先発井川の好投が無かったかのように、鮮やかに逆転され5−4。
 すぐさま阪神・アリアスのヒットで5−5の同点。ここらへんはシーズン中の粘りでしたね。
 昨日に引き続き、中継ぎ陣が抑え延長10回ウラ。
 一死後、金本の低い弾道の打球がライトスタンドに突き刺さるとスタンドは乱舞乱舞。
 ボクも周りのヒトと抱き合い、握手を交わし、バンザイを唱え…サヨナラの瞬間から興奮で記憶が途絶えているぐらいです。

 二日と試合の話をしながら美酒に酔ったわけですが、選手はモチロン阪神ファンの力・声援ってほんとに選手を後押ししている雰囲気でした。
 それにしても、この星野監督が引退してしまう事を考えると、いまだに信じられないなぁ。あしたは「王手をかける」と言った監督の甲子園最終戦なのだ。
 

2003/10/22(水) 六甲颪に颯爽と…
 10時には曽根崎のホテルを出た。きょうは雨の心配はなさそうで一安心。
 大阪駅から環状線に乗って新今宮へ、関西の電車には7人掛けルールが浸透していないのか、みんな微妙な間隔を空けて座っている。
 新今宮は新世界や飛田、天王寺が隣接する下町。浅草を煮詰めたようなところだ。昭和の匂いがぷんぷんする。
 それにしても、一杯飲み屋や立ち飲みが午前中から開いていて、どこもお客で溢れている。西成の方も行ったが異様な光景だった。
 
 地下鉄で難波へ。
 千日前や道頓堀は、今さっきまでみた光景とは全くことなり修学旅行の学生や観光客が平和にたこ焼きをハフハフしている。
 改めて道頓堀川を見ると、やはり汚い。飛び込みたい気分はわかるがやっぱイヤだなぁ。
 「飛び込まないで下さい」って看板があったが、当たり前のことをこうして見るとなんだか変。

 五時過ぎ、阪神電車で甲子園へ。
 甲子園球場という場所は、ボクラ関東の人間からすると特別な場所。聖地巡礼といったところだ。ライトスタンドからカクテルライトに鮮やかに浮かぶグランドをみた瞬間。こみ上げてくるものがあった。
 スタンドには福岡でのまさかの二連敗と雨天順延をはさみ、変な緊張感がある。まして今日負けたらダイエーの王手だ。

 試合は大投手戦の末ご存知の通り、延長10回サヨナラ勝ちで対戦成積を1勝2敗とした。

 幾度となく球団応援歌「六甲颪」を歌ってきたが、大観衆と一体となった勝利の六甲颪はいままでにない興奮だった。 

2003/10/21(火) カロリー過剰摂取の旅のはじまり。
 雨模様という関西方面に向かって8時43分の新幹線で、一門のきん歌兄さんといざ大阪へ。
 朝の車内で缶ビールで前祝。
 京都の少し前から雨。外の様子だとケッコウ激しい。
 
 11時過ぎ大阪着。お好み焼きの「鶴橋・風月」へ。またビール。
 外の雨が気になる、というのはきん歌兄が21日しかいられないとのこと。
 激しくなる雨のなか、千日前へ。
 上方演芸の資料館「ワッハ上方」を見学中に第三戦延期の一報。
 不機嫌になった兄さんの希望で、ドライカレー(ここではインディアンという)で有名な千日前の老舗「自由軒」に。
 
 それから、梅田の地下の「たこ八」というたこ焼き屋で最後のビールを飲み三遊亭きん歌帰京。
 ひとりになったボクは、北新地の雨の中に、呼び込みの黒服とともに消えていった…。

 つづく

2003/10/20(月) サヨナラ、国立!いざ、甲子園!
 無事、国立演芸場の定席が終わりました。
 連日沢山の「入り」で、御客さまに感謝です。ツカサ自身、ノリに乗った高座をお見せできたと思います。(なかには、イマイチの日もありましたがね〜)
 毎日高座の様子などお伝えしたかったのですが、遊んでしまいました。最近飲み方を抑えているんですが、ウケた日はお酒が美味しいもんだから、ついつい朝までになるんですね。

 さて、明日からまた更新が滞ってしまうかも知れません。というのは、甲子園に阪神タイガースの応援に行ってまいります。必ずや!本拠地三連勝!熱い熱い声援でカントクを男にします。
 そんなわけで、向こうのネットカフェで更新するかもしれませんが、東京を離れます。
 それでは、明日の夜は、勝利の六甲颪の熱唱です!

2003/10/19(日) お久しぶりの、司です。
 一週間振りの更新となってしまった。何時になく働き、何時になく遊んでいた一週間でした。
 一週間も更新を滞るとなんだかソワソワしてきますし、今日20日も千秋楽でおそくなるでしょうから寄席に行く前に、寝起きで更新しております。
 演ったネタだけ記しておきます。
 19日 宗論 出来の悪さをお客様に助けられる。
 18日 湯屋番 気持ちよくうけました。
 17日 昼夜トモ湯屋番
 16日 加賀の千代
 15日 浮世床
 14日 加賀の千代

10月絵日記の続き


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