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2007/08/08(水)
緩くてパワフル「ナチョ・リブレ 覆面の神様」
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メキシコの修道院で育ったイグナシオ(愛称ナチョ)は、そこの料理番として孤児たちの面倒を見ていたが、修道院の資金難ゆえに新鮮なサラダすら子どもたちに食べさせることができない。そこで小さな頃から憧れだったプロレス“ルチャ・リブレ”のレスラーとなって賞金を稼ぐことを決意し、覆面とタイツの戦士となって闘いのリングへ向かう。要は有名な実話の覆面レスラーの神父役で、そのコメディ版です。
スカパーでやっと観たジャック・ブラック主演の脱力系スポ根ラブ?コメディ。ジャック・ブラックは好きな俳優の1人で出演作は度々観てますが、ここで紹介するのは初めてかな(それがこの作品てのもどうかと思うんですが・笑)彼の最新作はキャメロン・ディアスと共演の「ホリデイ」ですかね。シリアスからコメディまでバッチリな幅広い俳優です。 題材がイマイチ好みでなかったので期待せずに観たらメッチャ良かったです。特に音楽が。思わずサントラ買いました。ミュージカル映画と言っても過言ではない高いクオリティ。それだけならRENT(コレも最近やっと観た)とかより全然完成度高かったです←コレ最近知人が「智くんにやって欲しい!」って絶賛してるんですが、どこがそんなに魅力なんでしょう?よくある群像モンだし曲も「52万の歌」しか聴かせ所ないじゃんと思うんだけど…って話ズレてすみません。 数年前にヒットした「少林サッカー」ってあったけど、全体のノリがあれに似てると思うんです。緩さとか笑いの種類とか、賛否両論ありそうなギャグ(笑)とかが。自分は「少林〜」はダメだったんですが、こっちはすんなり受け入れられたのは、やっぱり主演のジャック・ブラックが出す雰囲気というか引き込ませる力のせいだと思います。 見所の一つ、ラストの試合前にヒロインのシスターに作った歌をパワフルなアカペラで歌うナチョが最高。さすが歌手でもあるジャックの成せる業でした。緩さ全開のシーンなのに何であんなにパワフルなんだろう(笑)ついでに彼が2003年に主演した傑作「スクール・オブ・ロック」も是非ご覧下さい。そうそう、どうせ智くんがやるんなら、こっち(スクール〜)をやって欲しいですわ。 それと子役の子(ナチョの子供時代ではなく現在のナチョを慕うデブの子)が良かった!子役でここまで感動したのって「バタフライ・エフェクト」以来です(って、それは大袈裟か)特に演技派って訳じゃないんだけど「…誰にも言わないよ」とか、ふとした言い回しや表情に胸がキュンとなります(笑)
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