a Day in My Life(旧)
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2006/12/08(金) 「父親たちの星条旗」
基本的に映画感想はDVD発売したものに絞ってるんですが、言うまでもなく今回は硫黄島祭りという事で。やっとこさ水曜に観てきました。あ〜何とか硫黄島前に観れて良かった。ただでさえイーストウッド作品、しかも戦争物なので「さて、鬱って来るか」ってな心構えで行きましたが、そう暗くはなりませんでした。戦争鬱モノと言えばやはり「ジョニーは戦場へ行った」(71年米)には敵わないようです。

物語はライアン・フィリップ演じる衛生下士官ドクの目線で進む。硫黄島での戦闘と帰国後に戦時国債の旅へ連れ回される主役3人の場面が交差しながら描かれる。主人公達の英雄としての葛藤が物語の軸。終始悩み続けながら酒に溺れるアイラを軽蔑するようなレイニーと、その間を中和するように常に抑えた演技のドクが印象的でした。ライアン・フィリップは良い俳優になったな…と思いました。
兵士達が宿舎でゲームしてる時アダム・ビーチが「ウインドトーカーズ」と全く同じようなインディアン差別のからかいを受けてるシーンには思わず苦笑いでした(←「ウインドトーカーズ」では「羽根飾りを付けた所を見られちまったかな」なんて笑いながらかわしてたけど)インディアン差別だけはホントに理解に苦しむな〜。世界に色んな差別あるし我々日本人もするしされるけど、これが1番解からん。後から押しかけたのはおまえら(白人)だろ!といつも思います。単純でスイマセンが。話もズレてスイマセン。
ジェイミー・ベル演じるイギーが良かったですね〜。絵に描いたような無鉄砲な若者キャラで、のっけから死亡フラグがビンビンに立ってるんですが。イギーがどういう最後なのかは一応予習していたので、穴蔵で彼の死体を見た時のドクの顔はたまりませんでした。イギーの無残な姿が直接映らなくても、反らさずに真っ直ぐ見据えるドクの目を通して見えたような気がします。ちなみに自分的にはイギーのキャラは「ミリオンダラー・ベイビー」の主人公とホンノリ重なりました。観た後で更に強く思ったけど、やっぱりジェイミー来て欲しかったよ、映画祭。
そんな全編シリアスな中での笑える場面、兵士達のアメリカンジョークか「マスターベーション申請書」は最高でした。私が男だったら是非欲しい(笑)というか、さすが戸田先生というべきか。そうそう、エンドロールが圧巻でした。俳優と実在の人が似過ぎだろ、あれ(驚)報われた父親も、報われなかった父親も、父親にならなかった男も関係なく、硫黄島で戦った全ての日米の兵士達に敬意を。

明日からいよいよ公開の「硫黄島からの手紙」NBRのBest Film受賞おめでとうございます!…てか、マジで?ドッキリじゃなくて?(笑)ホントに凄いんだけど、コレ。ちゃんと「父親たちの星条旗」もトップ10入り(第6位)してるし。というか…硫黄島の受賞は嬉しいけど、星条旗が本国で玄人ウケしかしてない所が、やっぱりアメリカ人は何が何でも自分達がヒーローじゃないと面白くないんだろうかな〜なんて改めて悲しくならないでもないです(あの写真に思い入れのある実際の人々ではなく現代の一般観衆という意味で)何と言うか、どうしようもない所いっぱいあるけど決して嫌いになれない国、それがアメリカ(笑)まぁとにかく「硫黄島からの手紙」本当に楽しみです。


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