a Day in My Life(旧)
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2005/09/21(水) 無限回想Y
「全く2人とも泣き虫な子達だ」…そんな21世紀の幕開けだった(笑)いや、片方は笑い事じゃないんだけどさ。
嵐になってからというもの、前に書いたようにだんだんと顔色も良くなり、瞳のキラキラも増して、ついでにスレ気味だった少年の瑞々しさも取り戻してきた(笑)智くんだったけど、やっぱりまだいざとなると他のメンバーに心身ともに常に寄り添いがちだった。
それが本人も言うように2回目のPZ出演からかな。あのトリプルキャストの公演です。正直それを境に「ガラッと変わった」とは言えないけど、確かに智くんの中に徐々に自分らしさと自信が沸いてきて、それが表に出てきたと思う。KTKの千秋楽で流した以来の涙が、ファンの間でも話題になりました。KTKの頃はまだ貴重だったけど(て、言い方も何だかな〜ですが)この時から「泣き虫大野くん」とか言われるようになってしまい(笑)私は、この公演の智くんの千秋楽は観る事ができなかったんだけど「智くん、とうとう顔と比例したキャラになってしまうのか…」なんて大ボケな事を思ってましたが(笑)まぁ今から考えると、そんな心配(?)は無用でしたかね。
兎にも角にも嵐の夏コンがなかった事がとても淋しかった夏だったけど、そんな智くんの一段階成長した姿を生で観る事ができて、何だかんだで智ファンとして幸せな時間を過ごせたんじゃないだろうか。
直後の本人の「幸せ過ぎました」というインタビューコメントが心に残ってます。これを読んだ時、デビュー当時に周りの智ファン友達の誰とも喜びを分かち合えずに、たった1人で喜んでた私は「あァ…智くんが“嵐”になって良かった。あの時の気持ちは間違ってなかったんだ」って、そう思って震えるくらい感動したのを憶えてます。
感動するポイントは間違ってるかも知れないけど(笑)智くんが稽古中に味わった苦悩やら葛藤やら挫折感やらが報われて喜びを噛み締めてるのと同じように、私もあの時の淋しさと「喜んでる私は間違ってるのか?頭が変なのか?」とまで悩んだ苦しみから、他の誰でもない智くんの言葉で救われたんです。やっと解放された気がしたんです。感動してる事には違いないから許してくれるよね、智くん(笑)
そんな風に智くんの幸せボケが伝染してたのが原因ではないと思いますが、その夏は特にBSBの事は「ほったらかし」な状態でした。この年の上半期には日本でゴールドディスク大賞を受賞したり色々話題はあったし、前年の2000年秋の来日イベントで初めて生の姿を見れたり嬉しい事もあったんだけど、楽しみは秋に出るベスト盤「Chapter One」ぐらいでした。
この年にいよいよ初の来日ライブが行われるんだけど、早々とチケット争奪戦に敗れていた私は、すっかりパワーをなくしてました。加えて、ちょうどこの頃は今やってる仕事の資格を取る為の準備や、ようやく現実的な自分の最終目標やらが定まってきた頃で、あまり色んな事に気がまわらなかったのが正直なところです。
そんな時でした。重度のアルコール依存症が発覚したAJが、リハビリ施設に入院していた事を知ったのは。入院したのは7月。知った時は、もう二ヶ月も経っていたんです。アルコールの恐ろしさは知らないし、身近にそういう問題を抱えた人もいない私は、それがどれだけの大問題なのか最初は理解できなかった。だから色々調べました。そして愕然とした。
何かができるような立場じゃないけど、せめてファンとしてはもう少し早く気付いてあげたかった。気付くどころか知るの遅過ぎな自分に腹が立ち、同時にAJの苦しみを思うと涙が出てきた。実際泣きましたけどね。枕に顔埋めて、声あげて。大人になってから、あんな風に泣いたの久々だったかも(智くんのCDデビューを同じファンが誰も喜んでくれなかった時も似たような事があった・苦笑)
しかも、この頃の私の一押しAJだったしね。ファン失格とはこの事ですよ。ああ見えて凄く優しいAJだから、こんなファンでも許してくれるとは思うけど、あの時の恥ずかしさは半端じゃなかった。AJは勿論、BSBメンバーにも顔向けできないと思った。そして他のファンにも。この頃はヘビーなBSBファン友達っていなかったんだけど、何ヶ月ぶりかに行ったファンサイトでも皆が頑張って苦しみを乗り越えようとしてて、私は更に恥ずかしくなった。
AJの異常に最初に気付いたのはメンバーで、AJ自身が自分で入院しようと決意したのは、部屋で酒浸りになってた彼を発見したケビンのお陰だった。前に書いたように特に疲れが出てるように見えたAJの様子が、この病気に直結してたかは解からないけど、メンバーだって相当ストレスがたまってる頃だったろうに、この絆って凄いな…と、改めてBSBというグループに感動したのも憶えてる。そんな辛い時だったのに、ニックはいつも笑顔を見せてたんだな…。だけどAJの入院時、涙をこらえるメンバー達の中で、1人ワンワン号泣していたのがニックでした。
元々ニックは喜怒哀楽が激しい子だけど、そんなニックって最初は少し想像つかなかった。でも、よく考えたら頷けた。彼にとってAJは、今でこそ同じバンドのメンバーとして共に活躍してる同士だけど、結成前にオーディション出演を繰り返してた12才の時からの親友だからね。子供の頃からショービジネス界にいて学校では苛められてて友達がいなかったニックの、1番最初にできたかけがえのない友達なのだ、AJは。きっと自分の事みたいに辛くて怖かったと思う。暫く泣き止まなくて、ケビンの胸でずっと泣いてたそうだ。何日か後になっても、時々泣いてたって。
勿論そんなニックに「泣き虫」だなんて言うつもりはない。ニックのメンバーへの愛情がどんなに凄かったのか、この時、今更だけど思い知った。ただ災い転じてじゃないけど、これを切っ掛けに、自分の中でBSBが再熱したかも知れないです。


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