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2005/10/30(日)
LOVERS〜最強にカッコ悪いアンディ・ラウ〜
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またの名を壮大な痴話喧嘩。以前ハットリくんの感想で「難しい事を分かり易く伝える物語が好きだ」と書いたけど、これはその真逆をいく代表作である。ついでに頼むから「HERO」との姉妹作扱いはやめて欲しいものです。 物語は単純に、カマキリみたいな顔のオッサンと金城くんでチャン・ツィイーの取り合い。その基盤となる背景などどうでもよく(笑)最初はカマキリの恋人だったチャン・ツィイーだったが金城くんとデキてしまい、カマキリは年甲斐もなくムキーッとなるんだけど、いかんせんチャン・ツィイーは金城くんを好きなので「若い方が勝つわ…」(←ガンダムのララァ・スンが言う「白い方が勝つわ」のノリで)と思ったのも束の間、逆上したカマキリの策略によって、あっけなく女の死で物語りは終了です。見所は序盤のチャン・ツィイーによる布バサバサ踊りのみであります←これだけ観たくて発売当時にレンタルしました(笑) 今日、地上波放送されましたが、ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。さっき初見の友人からメールが来まして「腹が痛い」そうです。笑い過ぎて。…うん、友人はいたって正常だと思う(私はね)どう考えてもクライマックスシーンは笑わしにかかってるとしか思えない。もしこれで「純愛って素晴らしい」と思いながら涙する人がいたとしても、私はその人とは永久に友達にはなれないだろう(笑) カマキリ顔ことアンディ・ラウ、よくこんな役引き受けたよな。この俳優さん嫌いじゃないですけどね。もう少し演武をジェット・リーにでも頼んで特訓受けて欲しかったです(笑)「HERO」のトニー・レオンはなかなかの剣さばきでしたよ。 映像美と布踊りだけはホントに素晴らしいので、もうちょっとどうにかならないもんだろうか。その情熱をもっと別の方向に向けて欲しかった。とりあえず秋から冬まで延々取っ組み合いする男2人の横で、か細い体に似合わないゾンビ並みの生命力でムックリと起き上がり、おもむろに「もうやめて…」と呟いたヒロインには、全米が突っ込んだに違いない……「 遅っ! 」
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