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2004/06/03(木)
駄菓子屋にて
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先日のコラム(5/9)を読んだ感想を聞く。
一番多かったのは 「ジュース100円で買えていた時代なんですね」だ。
ジェネレーションギャップにいささかショックだ。
次に多かったのは 「お小遣い100円だったんですか」。
毎日かどうかは忘れたけど、100円貰っていた。
多いのか?少ないのか? ま、どっちでもいいけど。
自分の場合、その100円の使い道は近所の駄菓子屋と決まっていた。
その100円で10円単位のチョコなどを細かく買う。 それが一般的な使い方だった。
その際、「30円物を何個までに収めるか」が大きな問題となる。
仮に、「よっちゃんいか」と「プロ野球チップス」を1つずつ買うとする。 そうすると残り40円。 10円ガム2個と10円チョコ2個買う計算が成り立つ。
が、カード欲しさに「よっちゃん」1つ「プロ野球チップス」を2つ買うとしよう。
残金10円。
「味覚の王様」のチョコか「長持ちの醍醐味」のガムか‥よく悩んだものだ。
当時、「プロ野球チップス」のおまけのカード集めが仲間内で流行していた。 ロッテオリオンズの落合(現中日監督)や村田兆治のカードが欲しくて欲しくて、大して好きでもないチップスを何度も買ったものだ。
販売元が「カ○ビー」だから、「ロッテ」の選手が作られていない事も知らずに‥(最近のプロ野球チップスにはちゃんと12球団いるようです‥)
なので、先日のコラムのような「ジュース一本勝負」はごく稀なケースといえる。
で、自分の行ってた駄菓子屋というのは団地前にあるジジババが経営する店。
めちゃめちゃ怖かった。
もたもたしてたらババに 「おめはこれにせ(お前はこれを買え)」 と食いたくも無いパンケーキとかをむりやり買わせられるので、気が気でならない。
大人になると、「昼メロの最中だったのかなぁ」とか 「日持ちのしないお菓子を早めに捌こうとしていたんだろうなぁ」 など、それなりの理由が解釈できるが(する必要もないが)、子供の頃は恐怖でいっぱいだった。
まぁ、こっちは慣れてくるので店に入る前からプラン立てたり手際よくなるが、いとこなど遠くから遊びに来た「一見さん」には酷だったと思う。
しかし、たまにしか当たらないジジには慣れる事は無かった。
ヨーイドンからけんか腰だ。 アイスを選ぶ時も、ケースを開けてはならない。 アイスが当たるガムも勝手に押す(子供にとって押す瞬間が最高の楽しみ) あたりくじを交換してくれない ‥ などなど。
でも、このお店もとうに無くなって、今は駐車場になっている。 そうだよなぁ。あれからもう20年。
駄菓子屋の怖いジジババ。 どこの町内にも存在したんじゃない? 懐かしい思い出です。ごう♪
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