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2003/04/16(水) [no] in 新宿シアターモリエール
ダイノジ・オオタニ ソロライブ

そう私の好きなお笑い芸人、ダイノジ大谷伸彦の初ソロライブ。
なにが好きってやっぱ彼の「俺道」。男の中の男。
顔はもちろん、ファッションスタイル、音楽、映画、読書、興味の分野。
どれも共感できて好き。まぁ、エロイ部分が多いのがちょっとね(笑)。
ダイノジのネタをとっても、今の若手人気お笑い芸人と言われる人達とはひと味違う、シュールでブラックでエロス。
はっきりと好きか嫌い意見が別れるタイプのコンビだろう。

緊張した汗だくの彼の姿から、すごく伝わるものがあった。そんな彼の独演会だった。
彼らしい視点からの題材でのコントが盛り沢山。
途中彼とは古い仲間のマチャマチャ嬢が登場してのコントもあり。下ネタ多数(・・・)。
そしてしまいには真っ赤な羽織袴で落語に挑戦。
しかし落語というよりは、途中からそのネタは彼自身とかぶるようなリアルなもので、
(それがまた狙いなのか?)だんだん笑えない深い重い「俺道」にどっぷり。
彼は多分、すごく女にモテる。そして女の事がすごくわかっている。女の敵かもしれない。
そんな「俺道」空気を吹き飛ばしたのが、最後に飛び入りの相方=大地の登場。
一気に場は癒しの笑いの世界へ。そしてお笑いコンビ=ダイノジ大谷の顔になった彼。
「もうソロはやらない(笑)」と言っていた。かなりしんどいらしい。
お笑いを観に来たというよりは、大谷の独り舞台を観た感じだ。それもかなりグッタリと重い。友も同じ意見。
そして私は彼を観る目が少し変わった。
大谷伸彦。「俺道」はかなり深く、決して凡人にあらず、解読不可能な頭脳を持つ。かなり男な男。


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