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2003/10/13(月)
心はいつもラムネ色 in CLUB PHASE
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お友達に誘われて、違う世界に行ってまいりました(笑)。 いわゆる、なんでしょう〜(←長嶋氏ではない)、見かけは男性ですが心は女(しかも乙女)です的世界。 昔に比べて最近ではこーいう方達の存在が普通になりつつある世の中になり、 自分の周りにもチラホラお見かけするようになりました。
しかしそんな中でも、すぐに目を奪われる方に遭遇しました。オナン=スペルマーメイド嬢。 ステージを拝見すると、歌詞やトークの内容からして、大人な考え方をされているところから たぶん、我々と歳が近いのではないだろうかと。
そしてステージを終えてフロアでなんと、お客(ほとんどキッズ女子)相手に似顔絵を書いている。 私は普段からめったに女性を認める事はない(自分を棚にあげて。笑)ので、 ちょっとばかりカワイイとかエロイとか、女を武器に媚びて生きてる世間の女が嫌いです。 だから上品で美しく自立していて、しかも飾らないサバサバした性格の女性であれば、 私は「こんな人になりたい」と思うのです。まさにオナン嬢はそんな方でした。
またここでも積極性に欠ける私は、その様子を遠くから眺めておりました。 人が少し途切れた頃、販売グッズだけでも見ようよと友に連れられオナン嬢のそばまで行くと、 なんとオナン嬢のほうから「あっ、おねぇ〜さん、おねぇさんっ!コレあげたっけ?」と 自分のブロマイドを私に差し出しながら声をかけてきた。嘘っ!信じられないっ! しかし話してみると、ど〜やら誰かと間違えているらしい(笑)。 でもそれをきっかけに私も似顔絵を書いてもらい、(超キンチョーーーっ!) 画家を志した事もあるというその腕前は繊細な優しい絵でした。 友も交えてやっぱり歳が同じくらいとわかると、 オナン嬢は「なんか癒されるわぁ〜」とホッとしたようにこの年代にしかわからない「そ〜よね、そ〜よね」的な妙にわかりあえる会話が続く。 隣にいた物販のお姉さんも歳が近いとわかると、ここの4人だけお茶の間状態に(笑)。 つい最近始まったオナン嬢のロマンス話を聞いていると、 やはり女性以上に女性らしい(乙女に近い)考えをお持ちで、 でも普段は20歳くらいに間違えられるというほど若い男子の風貌をしているらしく、 鼻スジの通った端正なお顔も、人柄も、とても魅力的なお人でした。
たぶん「普通の男の人」として出会ったとしても、私はこの人に惹かれたと思う。 ある意味、男性でもあり女性でもある人は、我々には想像もできないすごく色んな事を身をもって乗り越えて生きているわけで、 好きや嫌い、良いか悪いか、白黒ハッキリしていて気持ちがいい。 自分に素直に生きている。そしてすごく優しい。 そんな人の前にいるとドキドキすると同時に、すごくリラックスした。 不思議な楽しい時間を過ごす夢を見たような気分です。
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