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2002/11/17(日)
CLUB251 9th ANNIVERSARY
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******SOUND CHAMELEON****** in 下北沢CLUB251 DEMI SEMI QUAVER/ワームクロール/RED ЯUM
すんごく久しぶりのお友達TANちゃんのBAND=ワムクロのLIVE。 前回見たのはいつだろう?あの時はキーボードがいて映像なんかあった。 受付にドラムのENTAくんがいて、これまたいつぶり?くらいな久々の再会。元気そうでなにより。 今回3ピースとなっていたが、相変わらずホントに3ピース?と思う程の重低音。 リズム隊の重い音が空気に響くのがわかる。全身が固まってしまう迫力がある。 昔からTANちゃんの音楽はジャンル分けできない。前回は映画を見ているようだとここで書いたかもしれない。 今回も一言で言ってしまうのならば、何十分間というこのステージはひとつのストーリーであった。 それは、どっぷりと深い夜。 そして相変わらずTANちゃんのギターは彼の世界であって、 口からはDeepな歌詞がこぼれてきて、声はエロいわけで。(笑) ふと思った。たぶん、ラブストーリーを見ている感覚に似たものが少しある。 この場所に恋する2人がいたならば、間違いなく自然に寄り添うだろう。 全く知らない2人であっても、すぐ隣のお互いの手を自然に握ってしまうかもしれない。そんな世界。 なんだろう、やっぱり上手く表現できないのだけど、 TANちゃんには恥ずかしくて「よかったよ」しか言えなかったけど、自分の瞳が「湖」となった時が2度ほどあった。 深いところから何かを与えてくれる、そんな気がした。 あたしは、振り返ってばかりいるなぁ・・・。自分の中の弱さには勝てないのか・・・。 それにしても彼はホントに赤い、いや「紅い」ライティングがよく似合う。素敵なストーリーだった。
続くご存じデミセミ。元スカパラのGuテラシッ。 いやいや、それよりもあたしはエミさん(Vo&Key)に興味津々。 昔、知り合いのバンドが元パール兄弟の窪田氏主催のイベントに呼ばれ、見に行くとエミさんがいた。 モデルのようなロリータファッション、テディベア持参で、まるで自分の部屋のように自由にはいずり回り ピアノを弾いて歌っていた。 当時のあたしにはかなりのショッキングなものだった。そしてかっこいい女の人を見た夜だった。 そんな女性がステージを終えると、とても気さくにあたしと同じテーブルに座り、こんなあたしに「美人だよねぇ」と言った。 「は??」。生まれてこのかたそんな言葉を浴びた事のない、しかもこんな美しい方がそんな言葉をはくとは、ビビッた。 しかし今夜、エミさんのステージを見て確信した。この人は女の子の扱いがうまい!それかマニアだ! お客さんも最前列で夢中になっているのは女の子だ。 そしてエミさんはステージを降りて1人の女の子に絡んでは歌い続ける。 ボンテージファッションにアイラインで猫のようなメイク。 歌うはかっこいいナイスボイス(腹から声出してるぜ!って感じ)。 ダンスというかパフォーマンスも素晴らしく、そしてMCでは毒を吐きつつ笑いをとる。 今夜は「風邪ひいてます」という事で歌の途中にもかかわらず鼻かんでたし、 アンコールも終わり最後にアコーディオンを持って歌い出す (ただ「弾くのを忘れたから弾いてみました」というコメント 笑。) 女の子がこーいう女の人に憧れてしまうのは、とてもわかる。 ある意味、自分の世界を貫きイッテしまっている人はかっこいい。うらやましい。 こんなに恵まれた色っぽさを出しつつも、決して媚びたりしないんだろうなという空気がある。 1時間半以上やっていただろうか? 長い時間、デミセミというより『エミSHOW』を見ていた感じ。素晴らしかったです。
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