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2005/09/01(木)
閉校します
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本校は平成18年3月31日をもって閉校することになりました。明治33年の開墾依頼、子弟教育の厚い熱意は脈々と受け継がれ、六・三制により昭和22年に頼城中学校と旧西芦別中学校が開校いたしました。炭鉱最盛期には街中が活気にあふれ芦別の中枢を担っていました。両校の卒業生も15,000余に及びます。しかし、昭和30年頃からの石炭産業の斜陽化とともに全国各地の鉱業所が次々と閉所し、最後まで残った三井芦別鉱業所もついに平成4年9月28日にその歴史を閉じました。その後、生徒数も激減しました。平成8年には両校を統合して、新生西芦別中学校として第二の出発をすることとなりました。 統合から今年度で10年目を迎えます。統合時は50名の生徒でスタートいたしました。地域活性化や宅地造成等により微増ながら生徒の増加を見込んでの統合でありました。しかしその後の地域人口の流出に歯止めがかからず、年々生徒数も減少してまいりました。私が平成15年度に赴任したときにはすでに生徒数は37名でした。平成16年度には33名、そして今年度は21名まで生徒数は減少いたしました。年度により学年児童数の若干の変動はありますが西芦別小学校児童数や地域人口の推移から今後の生徒数増加は見込めず、芦別市はついに大きな決断を致しました。本校は今年度で記念すべき開校10周年を迎えましたが、同時に閉校という苦渋の選択をしなければならなくなりました。昨年の臨時PTA総会から何度も話し合いを重ね、子どもの将来のために「統合やむなし」との結論を得ることとなり、昨年度末には正式に閉校が決定いたしました。これまでの本校教育への数々のご支援ご協力に、衷心より厚く感謝とお礼を申し上げます。今後は、生徒全員がスクールバスで上芦別地区の芦別市立啓成中学校に通うことになります。本校のあとには西芦別小学校がはいり学校校舎概観はそのまま西芦別小学校に引き継がれます。本校最後の卒業生は5名、開校10年以来131名の卒業生となります。今後は西芦別中学校最後の1・2年生16名が、啓成中学校に本校の歴史と伝統・文化を継承する核となっていただき、未来に向かって逞しく誇らしく邁進していただけることを祈念いたします。
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