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2005/02/04(金)
感動あふれる「校内合唱交流会」05.2.3節分によせて
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先日の大雪は今年の幕開けに突然の試練でした。楽しみにしていたスキー学習の第二回目は残念ながら中止、四季折々に心を和ませ、明日へのエネルギーを発奮させてくれる素晴らしい北海道の厳しい側面です。雪の下でじっとエネルギーを蓄えている自然と同じく、私たちもしっかりと大地に根を生やしていきたいものです。寒暖の差が激しい冬もようやく節分を迎え、厳しい峠を越え春が待ち遠しいといったところです。 昨日、今年度最後の合唱交流会が開催されました。互いの心と心が織りなす、すてきな時間でした。西中の伝統をしっかりと受け継ぎ次代に継承していく大きな源流を感じました。一人ひとりの真剣なまなざしとそれぞれに精いっぱいの表現を尽くそうとしている姿に、私の胸には何度も感動がこみ上げました。 いつも演奏会の度に思うのですが、ステージ上の発表者とそこから何かを受け止めようとする聴衆の心と心がひとつになって感動を創りあげる「無形の永遠なるひびきあい」が、まさに「文化の創造の瞬間」なのだと。その意味でも、わずかな練習時間でしたが、友達と一緒に頑張った成果を自信を持って表現している生徒一人ひとりに心より拍手を贈ります。そしてこんなすばらしい至福(しふく)の空間と時間をプレゼントしあえた生徒・教職員、そして見えない力で支え続けてくれている先輩や家族のみなさんに、あらためて感謝を込めてお礼を申し上げます。意義深い「合唱交流会」でした。 生徒会の開会宣言からさっそく「空かける天馬」が全校生徒の高らかに、表情たっぷりの歌声で多目的ホールを包みました。折しも昨日、新1年生を迎えての入学説明会の冒頭に心を込めて送った「空かける天馬」から、さらに大きく駈け上がる天馬の神秘を感じました。身体全身で身を乗り出して表現している生徒もいました。指揮者は曲への想いを力振り絞って身体一杯に合唱隊に伝え、みんなの気持ちがひとつになって翼を広げ大空の彼方へ飛翔しました。 ブラックレパードチーム「明日へ」 ユニゾンからソプラノアルトの二部合唱、そしてテナーのソリ(パート唱)を挟んで3部合唱へ向かう向かい方が実に感動的でした。テナーの声量と音程に支えられ、ソプラノが伸び伸びと表現されていました。声をしぼり出した「きっと行くよ、辿り着いて見せるよ 輝く明日へと走って・・・」に込められた勇気がはっきりと見えました。 みかんチーム「そのままの君で」 曲目紹介に「想い」が込められ、「約束しよう・・・いつまでも仲のよい友達でいると・・・」静かにしかも堅い絆を確認するようにユニゾンが重ねられていき、飛躍する音程の高低に、ついにテナーが積極的な高音に導く様は、大きなうねりとなって各パートにその力が引き継がれていきました。素直に伸びていくソプラノ、仲間を支えるアルトを伴って中間部「そんな仲間でいてほしい」と合唱を創りあげていきました。 その後、そっと花を添えるように職員合唱「旅立ちの日に」が歌われました。 一年生合唱〜まっすぐな声に「信じあう心」を乗せていきました。一杯にエネルギーを貯めたテナーが曲をさらに引っ張っていきました。よくここまで頑張って仕上げたことに大きな拍手を贈ります。 二年生合唱〜出だしから「明日をさがそう・・・」と、どんどん膨らんでいく五重唱。こんなに大きな勇気を持って頑張っている五人のすてきな心を、さらに互いに励ましあって束ねていっている姿が見えました。 三年生合唱〜みんなが一斉に「大きく息を吸って」始まる合唱、さすが三年生と思わせる豊かなひびきと声量が、歌詞を反すうしながら表現が、「こみ上げるこの気持ちは何だろう・・・」と互いの「絆と感動」を創っていきました。
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