校長先生の日記
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最新の絵日記ダイジェスト
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2005/12/21(水) プラス思考で〜学校便りから〜
 戦後60年、激動の平成17年が幕を降りようとしています。昭和ではちょうど80年が過ぎることになります。西中にとってもまさに節目の年でありました。「開校10年と閉校」という歴史的なステージは、一人ひとりの胸に深く刻まれたことと思います。これからの時代を、「強く、やさしく、賢く」生きていってほしいと願うのみです。さて、まだ年度の途中ではありますが、この一年間はどうだったでしょうか。【◆様々な活動を通して、鍛えあいましたか ◆みんなで感動をわかち合いましたか ◆次へのステップに向け、互いに磨きあいましたか】 反省をしてみて目標を立てる前とあまり変わらなかったということであれば、とても残念なことです。人間が他の動物と違うところは、「目標を立てて毎日をその実現に向けて努力することができるという素晴らしい力を持っている」からであり、自分の中に必ずある無限の可能性を信じて努力をすることができるからではないでしょうか。11月12日、市P連主催の講演会において、野花南出身の世界的建築士“石出氏”が講演の中で、「人を活かし、人を創る〜人生はけっして転ばないことではなく、転ぶたびに起きあがることにある〜」と題して、「人生はプラス思考で考えることが大切。人生のプラスやマイナスは加減ではなく「かけ算」である。たとえ今日、100のうち60の力しか出せなかったとしても、明日に向かってプラス思考で(+2)の努力するということは、+62になるのではなく、60×(+2)=+120になるということである。逆に(−2)であれば、60×(−2)=−120となる。・・・」ということを強調されていました。さらに彼は続けました。「“森を生き返らせること”“自然と共存しあって生きていくこと”は、人間に課せられた使命であり、子どもたちに唯一大人が残すことができる“美しいままの地球”という未来への保証である。・・・」と。彼は、「森を生き返らせる会」を組織しながら、建築に携わっている自分にできる精一杯のことを着実に続けています。それはまさしく「心」を育て、「人間と人間とが互いの生き様の行間を感じとって、支え合っていく生き方」であろうと感じました。
 よく父から「おまえは無限に近い多くの命から生まれた。10代さかのぼってみただけでも2,046人がおまえの命となっている。自分の命を大切にして精一杯努力して生きていくということはそういうことがわかっているかどうかだ。・・・」と言われたことを思い出します。同じ話しを石出氏がしていました。今、人を平気で傷つけたりする人間がいます。この社会の中に同じく生きる者としてとても胸が痛みます。命の大切さや互いの心を紡ぎ合うことをしっかり考えなければならない時代であると思います。いつの時代も、誰にとっても、悩みや苦しみというものは、いまにも割れそうな膨らんだ風船のように感じるものです。でも、世の中には自分よりもっと苦しくつらい境遇の中で頑張っている方がたくさんいます。皆さんの回りにも、そうした困難や障害を乗り越えて頑張っている方がたくさんいるはずです。「困ったことがあったら誰かに相談」してほしい。必ず、解決方法が見つかるはずです。見つからなくても寄り添って一緒にその苦しみを乗り越えてくれる方がいるはずです。「いたみ」や「やさしさ」は、「わかち合って」ください。


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