校長先生の日記
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最新の絵日記ダイジェスト
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2006/03/24 長い間、ありがとうございました。
2006/02/09 感動・校内合唱交流会!
2006/01/31 開花・飛躍の年に〜1月学校便り〜
2006/01/30 ラスト・スキー学習〜かもい岳〜

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2005/11/30(水) 「“永遠の絆を心に、力強い明日への旅立ち”の準備を!」
 いよいよ11月が終わります。記念碑もすっかり雪をかぶっています。閉校式典が終了し、西中最後の頑張りを生徒・教職員一丸となって頑張ってます。
 「開校10年記念・閉校記念式典」は、生徒の「感動的演劇:ラストゲーム・見事な閉校記念制作・力強い閉校の歌:永遠の絆」の発表で素晴らしい第1部となりました。第2部は厳粛な中にも万感極まる閉校式典となりました。演劇では全員の生徒が演技や舞台設定などに力を発揮し、暗転場面などはまるで演劇の一部であるかのように全ての行間がしっかりと描かれました。学校祭発表からさらにグレードアップした「ラストゲーム」は、ご隣席いただいた空知教育局長や北海道議会議員、芦別市長をはじめとして市議会議員、歴代校長・PTA会長、旧教職員、市内学校関係者などたくさんのご来賓、卒業生、保護者、教育委員会、地域の方々、関係者など総勢170名をこえる参加者の胸に、熱いメッセージとなって届けられました。私は感動であふれてくる涙を抑えることが出来ませんでした。校歌をあしらった閉校制作は、制作過程の解説を加えての発表でした。スポットライトに浮かび上がったステージ上の作品に大拍手!が沸き起こりました。最後には生徒全員で取り組んだ閉校の歌「永遠の絆」が暗譜で力強く合唱され、来年度からの新しい進路や学校生活に向かって力強く第1歩を踏み出す決意と未来への夢、そして西中の絆が感動の響きとなって体育館一杯に広がりました。西中が大切に育んできたものはたくさんありますが、私は生徒教職員が一緒になって「美しいものや本物に感動する心」を創り、共有してきたことがとても嬉しく思います。これからもそのことを大切に、人生をより豊かなものにしていただきたいと願います。また、関係各位におかれましては、式典並びに惜別の会へのご参加やご尽力ご支援に、心より感謝と敬意を申し上げます。ありがとうございました。11月18日には、本校と芦別中学校、赤平中学校が一堂に会し、赤中を会場に三校合唱交流会が開催されました。赤中からのリクエストで「永遠の絆」も合唱させていただきました。西中生は、閉校式典の時以上に素晴らしいハーモニーと力強さで全員がひとつになって西中生としての最後の合唱を聴かせてくれました。いつも折に触れてお話させていただいていますが、まさに私たちの生活は「ひと・もの作り」であり「共有しあう喜び」のわかちあいです。激変する次世代に生きる子どもたちに「心の豊かさ」を大切にした社会参加の仕方や能力を育み、「自分らしい生き様を追求する力と、人と支え合いながら心豊かに逞しく生き抜いていく力」を身につけさせなければなりません。学校では、感動を共有し、切磋琢磨しあう機会を多く作り、家庭や地域にあっては「自らの良さに気づく機会や体験を積極的に求め、夢や希望を向かって着実に可能性を積み上げることができる力」を育まなくてはなりません。今年度も、本校からたくさん生徒が駒沢美術展のほか、国学院や芦別市が主催する各種コンクールなどにおいて栄えある賞に輝きました。これからも大いに挑戦し続けてほしいと思います。これからの時代は「真・善・美」への感性をバランスよく磨くことがとても大切です。ご家庭でも学校生活や部活動のこと、文学、音楽、美術などを共通の話題として家族が価値観を共有することがとても意義あることであると思います。
 2学期も残りわずかとなりました。生徒の皆さんは、学習面でも生活面でも締めくくりをしっかりして、充実した活動の積み上げをさらに3学期につなげてください。
 ご家庭におかれましても、今後とも温かいご支援とご協力をお願い申し上げます。
(11月の学校便りから抜粋です)

2005/11/15(火) 開校10年記念・閉校式典を挙行
 平成17年11月13日(日) 本校の「開校10年記念と閉校記念式典」が挙行されました。心配されていた天候も、寒波のせいか朝から「名残雪」が舞い、辺りは一面銀世界となりました。記念碑の除幕式の頃にはすっかり雪も止み、晴天の下で「思い出深い」除幕式となりました。第1部の「ラストゲーム」(演劇)は、生徒の熱演や全校生徒がステージを創りあげていく様子、感動的なラストシーンに、出席者一同、涙が止まりませんでした。校歌をあしらった閉校制作は実に見事な出来栄えで、感動がさらに深いものとなりました。最後の「永遠の絆」(閉校の歌)は全校生徒21名の合唱が会場を包み込み、未来に託す西中の最後の一ページをしっかりと綴りました。第2部の閉校式典は、会場が一体となって厳粛なうちに進行し、ひとつひとつが丁寧に心の絆を紡ぎました。終始、全ての行間に込められた「心」が「形」となって永遠に刻まれたことをご報告申し上げます。ありがとうございました。

2005/11/13(日) 開校10年記念・閉校式典挙行
 本日は足下の大変悪い中、北海道教育庁 空知教育局 局長 吉井 亮 様、北海道議会議員 稲津 久 様をはじめ多数のご来賓のご隣席をいただき、本校の開校十年記念並びに閉校の式典を挙行できますことに心から厚くお礼を申し上げます。ついこの間まで、例年になく暖かい秋の深まりの中、色鮮やかな大パノラマが心を和ませてくれました。しかし今、この北の大地の全ての生命は、明日へのエネルギーを蓄えるかように、冬の厳しさに向かい静かに純白のベールに身を包もうとしています。 
 本校の校歌に、「たけく鍛えて身を健やかに いそしむ道の果て限りなし ああわれら仰ぐ理想の責任の勤め正しき人と育たむ」とあります。明治三十三年の開墾以来、昭和十九年からの農業地から産炭地への変貌の中、この故郷、西芦別・頼城の先人たちは、子弟教育への熱い願いをもって、ついに昭和二十二年、頼城中学校と西芦別中学校を開校させました。その後、西芦別・頼城は、炭鉱最盛期の中枢を担う発展を遂げ、両校の卒業生は一万五千名にも及びます。しかし、昭和三十年頃からのエネルギー転換政策により、石炭産業の斜陽化は加速、最後まで残った三井石炭鉱業所も平成四年にはその歴史を閉じることとなりました。平成八年には、頼城中学校と西芦別中学校の両校が統合し、全校生徒五十名で新生西芦別中学校として第二の出発をすることとなりました。当時は、地域振興や企業誘致政策により生徒数の増加を期待しての出発であったと聞いておりますが、その後の生徒数減少には歯止めはかからず、統合十年の節目を迎えた今年度、本校は閉校という苦渋の選択をすることになりました。誠に哀惜の感、尽きないものがあります。
 校歌の一番には、「自主の教えの鐘高鳴れば ああ我ら胸に血湧きて人の世の真実窮めむ願い尽きせず」とあります。本校はこれまで、校訓「自主・協同・責任・礼儀」のもと、「信頼の絆と愛情あふれる教育」を基盤に、「自分の可能性を伸ばしながら学校生活をより豊かに楽しくしていく力や、自分を磨きながら人と支えあって生きる力」を生徒に育む「楽しさと活気に満ち溢れる学校」創りを目指し、地域・保護者と共に手を携えて教育にあたってきました。全教職員の熱心な指導と地域・保護者の力強いご支援のもと、何ごとにも努力を惜しまず、一生懸命頑張ることができる生徒が育まれてきました。本校の素晴しい伝統ある合唱活動に代表される、様々な活動や感動体験を通して、生徒一人ひとりが、音符一つ一つに素直な気持ちを込め互いの心を紡ぎあう、まるでオーケストラのように、人と人とが支え合うやさしさを奏でてきました。閉校と未来に向けた思いは、先程ご覧いただいた「演劇や共同制作、閉校の歌」にしっかりと託されました。今後は、本校最後の在校生が、西中の歴史と伝統・文化を継承する核となり、誇らしく逞しく邁進することを期待するとともに、西芦別中学校の伝統・校風が啓成中学校に永遠に継承されていくものと確信いたします。最後になりましたが、北海道教育委員会、芦別市、芦別市教育委員会をはじめとする関係各位、閉校にあたってご苦労いただいた前PTA菅原会長や、閉校事業にご尽力いただいた大野PTA会長を中心とするPTAの役員そして会員の皆様、さらに、これまで本校教育に数々のご支援ご協力をいただいた歴代のPTA・旧職員・地域・関係各位に、深甚なる敬意と感謝を申し上げ、開校十年・閉校にあたってのお礼のご挨拶と致します。 平成17年11月13日 芦別市立西芦別中学校長 御法川慎 司

2005/11/12(土) 「永遠の絆」(西芦別中学校 閉校の歌)
芦別市立西芦別中学校閉校の歌
 「 永 遠 の 絆 」(平成17年10月30日初版)
    作詞・作曲 西中平成17年度全校生徒 (補作・編曲 御法川慎司)

1.風が運んでくれたハーモニー 鳥のさえずりが 空に届くよ
   新たな出会いに 心を開こう 
  苦しいことも 悲しいことも 仲間がいるから ガンバれるんだ
   ただまっすぐ 前へ進もう 怖がることは何もないから

2. 緑が紅く染まるころ 校舎を包む 秋景色
    つきることない 歌声が みんなの心に 鳴り響く
   信じているから 心はひとつ 
    永遠に消えない 絆を胸に 仲間と共に 歩んで行こう
 
3.あの雪原に 残していこう きらきら輝く僕らの足跡
   思い出の教室 明日でさようなら 
  けっして忘れない 君との約束 
   別れの涙 笑顔で送る 
    旅立つ僕ら 今ここにある 自分の翼で未来へはばたけ
      旅立つ僕ら 今ここにある 自分の翼で未来へはばたけ


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