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2005/06/24(金)
ピンキーと版権のお話
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まずはたたき台的に書いてみよう。ちゃんとまとめたらピンキーページでも読めるようにしたいし。
種のピンキーとかがヤフオクで高額取引されてピンキー畑でちょっとした騒ぎになってるとか。ルナピンキーに10万円ついたってホント?
この日記でも時々書いていますが、立体の世界では著作権ものの模型などを勝手に売買するととても怒られます。 紙の同人誌で黙認されているからといって、それと同じように考えちゃダメってこと 模型の世界には模型の世界のルールがあるのです。そしてピンキーはどちらかというと模型の世界に属するグッズなんです。
そもそも今から20年ほど前、模型の世界でいうところの夏コミ冬コミのようなイベント(ワンダーフェスティバル。WF)で著作権などの問題をどのように解決するか、という話になったときに イベント当日のみ企業から版権を許可してもらう「当日版権」という制度が発明されたわけ。 言葉だけ見ると勘違いしそうですが、これは「イベント当日は版権フリー」ということではありません。 当日に発売する商品を版権元の企業が審査した上で、審査に合格したものにはイベント当日に限り販売を許可する、というもの。 出品者は何ヵ月も前から写真送ったりして許可をもらい、そんで何%かのマージンを版権元に支払います。 企業としてはそんな小口の版権料なんかもらったって儲けになるわけないけど、ファンサービスとして対応してくれているのです。
立体の世界の人はそのルールの遵守にとても厳しいです。 それはなぜか。 ルールを守らないと版権元の企業さんが本気で怒るからです。 本気で怒るとどうなるか。 当日版権システムを使っても、その企業のもつ商品の売買が一切許可されなくなってしまいます。 そうすると、今までイベント当日だけは正々堂々と行えた売買すら、できなくなってしまいます。 立体の人たちがおそれるのはそれです。一部の不心得ものがみんなに迷惑かけるのね。
実際「当日版権」ってどんな会社でも気軽にオッケーしてくれるわけじゃないのだ。ガンダム関係の版権はWFでも下りません。バンダイが主催してるイベントでのみ許可されるとかね。あとポケモンもダメだったんじゃないかな。
さて。模型の世界の事情は知っていただけましたでしょうか。 そういうわけなんでうちのピンキーページ見てくれてる方にお願いm(_ _)m キャラもののピンキーを使って商売する あるいは「してると思われそうな」 うかつな行動は控えましょう。
「商売」かそうじゃないかの線引きは「不特定多数」と「高額」ってあたりかと。 ヤフオクでうん万円は完全にアウトだよねえ…。 ↑この1件けっこう気にしてる。大事にしてくれるかどうかもわからん人に作ったもの売れるなんて(;△:)
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