着道楽日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2005年9月
前の月 次の月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
最新の絵日記ダイジェスト
2007/12/12 更新したいーーー
2007/11/18 ひさびさに
2007/07/18 結局こうなる。笑
2007/07/17 夏の結婚式、何を着る??
2007/05/25 終了!

直接移動: 200712 11 7 5 4 2 1 月  200612 11 10 8 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200312 11 月 

2005/09/03(土) 直美へ おじいちゃんの生いたち
今日、おじいちゃんが書斎として使っていた部屋を整理していて、探していたあるものを見つけた。

大学時代、私が大学の課題でおじいちゃんに聞いた生い立ちを記録したレポート用紙。
おじいちゃんは、本当にありとあらゆるさまざまな物をとっておく人で、手紙の下書きなんかもすべてとってあったから、きっとどこかに記録してあるだろうと思ってはいたんだけれど、やっぱりあった。

おじいちゃんに聞いたことが無いと思っていたこと。
生きていたら聞いてみたいと思ったこと。
私は既に聞いていたのだ。
ただ、覚えていなかっただけだったのだ。

夏休みの暑い日。
仏壇の前に小さなテーブルを出して、おじいちゃんが上座で私が下座に座って。
そんなことは覚えているのに。
聞いた内容で覚えているのといえば、
一番衝撃を受けた「回天」のことくらい。
一体私は話を聞いているとき、どんな反応を示したろう。
考えると、酷く胸が痛む。
こんなにも内容を覚えていないのだから、
結局、私は単なる「夏休みの課題のため」としてしか聞いていなかったのだ。
おじいちゃんは沢山、色んなことを教えてくれていたのに。
あの日の私は、何も受け止めていなかったのだ。

私は本当に、何もわかっていなかったね。
おじいちゃんが一生懸命私に話してくれたのに。
今の私が、あの日の話を聞くことができたなら。
もっと色んなことを聞くことができたかもしれないのに。
本当に悔しいよ。
本当にごめんね。

だけど、おじいちゃんは遺していてくれた。
あの日私に話してくれたことを。
レポート用紙の表紙には「直美へ おじいちゃんの生い立ち」の文字。
まるで未来の私が見ることを予測してたみたいじゃない?

10年以上の時を経て、やっとちゃんと受け止めることができるよ。
おじいちゃん。本当に有難う。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.