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2005/08/15(月)
終戦記念日。
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60回目の終戦記念日を、私は職場で迎えた。 今までこの日を、こんなにも厳粛な思いで受け止めたことは無かった。 正午、お昼休みに入るチャイムの音とともに黙祷をする。 閉じた目から、何故か涙が滲んだ。 心の中で、般若心経のご真言を唱え、戦争で亡くなった方々の冥福を祈った。 私自身が信徒であると意識したことはないけれど、おじいちゃんが真言宗のお寺の檀家さんだったし、この前「生きて死ぬ智慧」を読んで、教えに共感するところがあったから。 靖国では神道で神様としてまつられているかもしれないけれど、追悼の気持ちはどんな形で表しても構わない、と思う。 私も祈りを捧げたときに、真言が心に浮かんできたから唱えただけだ。
夜はNHKでまた戦争関係の特別番組を見つつ弟・妹・相方と語る。 妹も神風特攻隊のフラッシュを見せたり、「戦争論」を見せたりしていたせいか、自分なりに考える気持ちが湧いてきたみたい。 やっぱり「日本軍は悪かった」系の情報ばかりが取り上げられていて、日本がどうして戦争をすることになったのか、といった話が何故取り上げられないのかと話していた。 弟なんかは私なんかより以前から何故日本ばかり悪いのか、という認識があったようで、テレビの討論会を見ながらあーだこーだと熱く語ってた。 結構怪しい兄弟だよね(苦笑) うちの兄弟は三人とも、何故日本ばかりが責められ、謝罪を求められなくてはならないのか、っていう意見では一致してるのね。 テレビの中で、パネリストの韓国や中国の人の多くが、日本の友人と話すと、こんなことも知らないのか?ってことがいっぱいあって、日本人は歴史を知らなさすぎる、なんて言っていたけど、当たり前だよ。アメリカや、それこそ韓国や中国から検閲されてたようなものだからねえ。 っていうか、韓国や中国で教わっている内容がどんなものか詳しくは知らないけれど、それを元に反日デモなんてやってるんだから、日本を敵視し、自国に都合の悪いことは排除した内容なんだろうさ。 日本人について語る中国・韓国の皆さんは、自国で偏った歴史教育を受けているとは思わないの?
もう反省とか謝罪とか・・・いいじゃないか。 日本はもう、十分すぎるほどの犠牲を払ったじゃないか。 過去は過去だ。 真実の過去を知ったからといって、日本がまた軍国主義になる? 周りの国に戦争をしかける? …ありえない。 大東亜戦争の流れはそのときの世界状況と密接のかかわって生まれたもの。 ある種悲しいことだけど、今の日本にあのときの日本になる要素などありはしないよ。
私の本当に身近な存在である兄弟や相方と、語り合えたのは嬉しい。 そして、共通の認識を持っていることがとても嬉しい。 みんなで広島に行ってみるかー、なんて話も出たよ。 実現したら凄いな。
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