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2005/06/04(土)
謎。
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久しぶりにキモノでも着ようかと思って着付けてみたら、何だかうまくいかない。 暫く着ていないせいで、勘が鈍ったのかしら。 何度やっても背中心がうまく真ん中に来なくて、しまいには嫌になって着るのをやめてしまった。 まあ、でも着るのをやめてから程なくして大雨が降ったので、着ないで正解だったんだけど。結局は。 左手首が軽い捻挫状態になっているようで、動かすと痛いのに、着付けをしたせいで余計痛くなってしまった。 結構力入れるからねー。紐を締めたり帯を締めたりするとき。 手首の調子が良くなるまで、少し様子を見たほうがいいかな。 今週末はやめといたほうが無難か。 来週末、美輪様の黒蜥蜴を観るときに着て行きたいしね。 しかし、昔の人は手とか傷めたときにどうやってキモノを着ていたのか。 洋服だったら片手でも何とか着れるけど、紐を結んだりするキモノは両手を使わないと無理だよねえ。 誰かに着せてもらうほか無かったのかしら。 それとも、毎日着ていると片手でも着れるようになれたのかしら。 謎。
あと、何となく謎に思っているのは、日本人はいつから褌(ふんどし)をやめてパンツをはくようになったのか?って事(苦笑) なぜそんなことを思うようになったのかというと、今潜水艦の本とか回天搭乗員の方の日記とかいろいろ読んでいるんだけど、みんな褌なんだよね。海に落ちたときは褌をひらひらさせて鮫よけにした、とか、新しい褌をつけて…とか、そんな記述が色々あって、戦時中はみんな洋服を着ていても褌だったんだなあ、と思ったら、じゃあいつからパンツに切り替わったのだ?と不思議に思ってしまった。 何となく、ズボンの下に褌ってあんまり塩梅がよくなさそうな気がするんだけどね。どうなのかしら? 占領下で米兵がみんなパンツをはいてて、それが便利そうに見えて、それで広まったのかしら。 そんなことを思いながら読むなんてちょっと不謹慎かしらなんて思いつつ、不思議に思っている。
夕方からは街に出かけた。 ヴィヴィアンの黒いカットソーなどを買う。 少し悲しい気持ちで街中を歩く。 おじいちゃんは買い物の好きな人で、よく三越や藤崎やデパートに行ったり、100円ショップも好きで色々買い込んでいた。 どこへでもひとりで出かけて、買い物を楽しんでいた。 一度地下鉄の中でおじいちゃんに会ったとき、私はそれからライブに出演するために会場へ向かう途中で、そのことを言ったら、じいちゃんが行ける様なところじゃないんだろうなあ、って感じのことを言って、ちょっと残念そうな顔をしたように思う。 流石にロックを観にきたら場違いだろう、と思って一度もライブには呼ばなかった。 でも、私の入学式でも卒業式でも、何かがあると駆けつけたおじいちゃんだ。 従兄弟やおばさんがクラシックギターをやっていて、そのコンサートにも毎回出向いていたおじいちゃんだ。 多分、おいでといったら絶対来ただろう。 喜んだろうな。
…街の中にも、思い出があちらこちらに散らばっていて、ふと気持ちを緩めると涙がこぼれてしまう。 ひとりきりで街を歩くのは危険だ。 色んなことを思い出してしまうから。
夜は、潜友会のNさんから潜友会関係の資料が届いていたのをあけてみる。 潜友達に囲まれて笑っているおじいちゃん。 また、少し泣いてしまう。 本当に、毎日どこから出てくるんだろう?と思うほど涙はちょっと気を抜いた瞬間に溢れ出してくる。 謎。
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