着道楽日記
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2005/04/14(木) サクラサク。
仙台に桜の開花宣言が出されたらしい。
去年は桜がキレイに咲いている頃には出来なかったお花見。今年は満開の桜の下でできるといいんだけど…難しいかなあ?
とりあえず、この週末は東照宮の春祭りなので、行く予定だけど。
境内にも桜の木が生えてて、キレイなんだよね。
去年のお祭りの頃はもう散っていた気がするから…今年はやっぱり少し咲くのが遅いんだなあ、なんて思う。

しかし、桜というと、今の私にとっては単純に楽しめるものではないような…
おじいちゃんのところから、「人間魚雷〜回天特別攻撃隊員の手記〜」という本を借りてきて読んでいる今日この頃。
夜ひとりでは読めなくて、日中仕事の合間の休憩時間とかに読んでる。
胸が苦しくなって、とても夜中なんて読めない。
毎日泣きながら読んでいる。
多分、今まで読んだ本の中でもダントツに心を揺さぶられていると思う。
戦争について、私はあまりにも無知だったなあ。
歴史はもともと好きなのに、近代日本の歴史にはあまり興味を持てなかった。
でも、年をとる毎に少し前の日本に興味が出てきている。
キモノが好きになった、っていうのもそこにリンクしているのかもしれないな。

特攻隊員として命を投げ出していった10代後半〜20代前半の青年たち。
遺書や日記、手紙などがたくさんのっていて、その全てに胸を打たれる。
みんな大尉や中尉、少尉などの将校で、旧帝国大学とか、慶応、早稲田、といった一流の大学の出身者が多い。決して捨て鉢な気持ちで志願しているのではなく、本当に冷静に、愛する祖国や守るべき者のために命を投じているのが伝わってくる。
戦争という一種異常な状況下でも、今に生きる私たちと何も変わらず、その思いは心の底から共感できるもの。
彼らを、勝手な思い込みで軍国主義の犠牲者と思っていた自分が、恥ずかしい。
そして、昔の日本人の心の美しさ、礼儀正しさにも深く感動した。
今の同じ年頃の若者と比べると、その差は歴然…
いつから日本人はこんなに変わってしまったのだろう?

本当に考えさせられることが多い。
今、この本を読めて良かったと思う。


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