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2005/03/18(金)
ロング・エンゲージメント。
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今109シネマズ富谷の2周年記念をやってて来週の月曜まで映画が1000円で観れるのだ★ ポイントカード会員限定だけど。 実は火曜に観ようと思ったらポイントカードが見当たらなくて… 色々心当たりを探して、落としたのかも?と劇場に電話で問い合わせても無くって。 あーあー。再入会かあ…と思いつつ何気なく部屋でいつも使っているクッションの下をめくってみたら、そこにあったの!! もうびっくり。 何かに導〜かれ〜♪(by マリスミゼル。くす★)たような偶然。 お陰で今日の鑑賞でポイントが溜まり、無料鑑賞券ゲーット! ひゃっほ〜い♪
そんなわけで鑑賞してきたのは、「ロング・エンゲージメント」。 「アメリ」の監督&主演女優の新作…ってワタシ実はアメリ観てないんだけどね。観たいとはずっと思っているんだけど。 ローレライに続き、これまた戦争モノ。 時代も同じ頃かな。 実は私、基本的にヨーロッパ映画がスキなんだけど、いつも行く映画館ではハリウッド系大作とかを主に上映しているため、ここ最近ナカナカ劇場で観れる機会が無かったの。 で、今日久々にフランス映画を観て…やっぱりイイなあ〜と思った。 最後がハッピーで終わるのもいいな。 映像がとても綺麗だし、主人公マチルドのファッションとか部屋の感じとかが凄く素敵でそれだけでも見る価値アリ!と思った。 ストーリーはちょっと難解…謎を解いていく、みたいな展開で、登場人物も色々複雑に絡み合っているため、途中ちょっとわけが分からなくなったりもした。 もう一回観たら多分ハッキリするんだろうけど。 戦場のシーンは悲惨で…もう、本当に戦争はこの世の中から抹殺されるべき!って強く思う。 人間同士殺しあって何の意味があるんだろう、って心の底から思うよ。 そうゆう戦争の悲惨さを前面に押し出している感じはしないんだけど、戦争によって、戦場にいた人たちだけでなくその家族や恋人たちの運命も変えられてしまうのだ、っていうことをまざまざと思い知らされるような感じなの。
この映画を観てね、仕事関係の情報誌みたいなのを見ていたときに出会った記事を思い出した。 9歳くらいのときに戦争で焼け出されて家族とはぐれ、家のあったところでずっと待っていたけど親も兄弟も誰も戻って来ないから、家族はみんな死んだと思って一人ぼっちでずっと生きてきたおじいさんの話なんだけど、建築現場とかでずっと働いてきたものの、高齢になって体を壊して働けなくなってしまい、それからはホームレスになって役所からの炊き出しなんかで飢えをしのいで生きていたんだって。でも、そんな生活が祟ってどんどん体が悪くなってしまい、生活保護を受けて病院に入れようってことになって、住民登録も無く、戸籍も不明になっていたそのおじいさんの戸籍を役所の人が必死になって探したところ、何とか見つかって、実はお母さんと兄弟が生きているってことが分かったの。 戦争で焼け出されて、お母さんや兄弟たちも末っ子のおじいさんのことを心配して、ずっと探してたんだけど見つけられず、死んでしまったと思ってお葬式も出して、親戚かなんかのツテを頼って少し離れた町で暮らしていたんだって。 それで、何十年かぶりで再会して、今はお母さんと一緒に暮らしているっていう話なんだけど… 死んでしまったと思いこんでいたら、探したりなんてしないだろうし、そうやって本当は生き別れているだけなのに会えずにいる人たちって実は今もいっぱいいるのかもしれないなあと思って。 この映画も、死亡通知が来ても恋人は死んでいないって信じる女性の話で… もしも探さなければ、生きていても会うことはできなかっただろうし。 そんな風に考えたら、まだ戦後何十年と経ってはいるけれど、戦争があったことなんて嘘みたいな今の世の中になってはいるけれど、すべてが終わったわけじゃないんだなあ、なんて思ったりした。
うーん、ちょっと深刻に受け止めすぎ? 戦争映画を続けて観たので、なんか色々考えちゃったかな。 映画そのものがそんな重たーい感じではないのでご心配なく。 「アメリ」が観たくなりました★
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