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2005/02/26(土)
お見舞い。
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実は昨日はおじいちゃんの誕生日だったので、今日、お花持って両親と一緒に病院にいってきた。
もうヤバイ…と母親から聞いたときは落ち込んじゃったけど、色々考えて自分の中でもちょっと整理もついたら、随分復活してきてて。 今日も、あんまり色々考えないようにして行ったら、とりあえず大丈夫だった。 思っていたより元気そう…っていうか、しっかりした感じで。 母親が言うには、ちょっと前よりほっぺたの辺りに肉がついてきたらしい。 ちょうど夕食時だったんだけど、出された食事も頑張って食べていたし。
でも、目がね…黒目が茶色く、薄くなっていた。 肌の色も青白くなって、全体的に色素が薄くなったような、そんな感じ。 本当に、ちっちゃく、細くなっていって、少しずつこの世の人じゃなくなっているような気がして、昔の元気だった頃のおじいちゃんを思い出したら泣きそうになった。 だから病院ではあんまり考えないように考えないようにしてたんだけど。 後でおばあちゃんから聞いたんだけど、私たちが行く前に私が今日来ることを伝えたら、自分がやつれている姿を見せたくないから来なくていいって言ってたんだって。 なんか、それを聞いたら余計悲しくなってしまった。 私がおじいちゃんのやつれた姿を見るのが怖くて嫌だったように、おじいちゃんも見せたくなかったんだね…
もう助からないって分かったら、私はそう言って欲しいと思う。 告知して欲しいって。 でも、うちの母親は言って欲しくないって。 ひとそれぞれ、考えがあるんだよね。 一人でどこにでも出かけていたおじいちゃん。 元気な頃は毎日のように買い物にいったり出かけるのが大好きで、四国にお遍路さんに2年連続して行ったり(全国でも2年連続して行った人は何人もいないそう。)どこへでも一人で行ける人だった。
もう、行きたいところはないのかな。 会いたい人はいないのかな。
これからどんどん体力も落ちて、何もできなくなるんだったら、病気のことを隠すためにしなくてもいい検査なんかして、時間を無駄に過ごすより、すべて告げてしまったほうがいいんじゃないかなんて思ったりする。 もう駄目なのかも、と思ったときはきっと、体が動かなくなっている。そしたら、本当に何もできずにおしまいを待つだけになってしまう。 それでいいのかなあ。 なんか、わかんない。
行きたいところがあるんだったらなんとしたって連れてくし、会いたい人がいるんだったらどこにいるんだって呼びに行ってくるよ。連れて行くよ。
…あああ。やっぱりなんか駄目だねえ。色々考えちゃうねえ。 はー。 気を取り直して明日の準備でもするかー。 明日も天気が悪くなきゃキモノを着る予定★ 東照宮の骨董市を覗いてきます。
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