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2005/12/21(水)
おじいちゃんの写真。
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私が名古屋に行っている間に、Ｔ大叔父が実家に来て古い写真を置いていってくれた。
おじいちゃんや戦死したＫ大叔父の写真が沢山。
Ｋ大叔父が海軍に志願して合格した記念に撮った写真。
おじいちゃんが出征したときの様子を写した写真。
水兵服姿のおじいちゃんとＫ大叔父が並んでいる写真。
潜水艦の中の写真もあったし、山本五十六大将の写真（ブロマイド？）なんてのもあった。
そのほかにも色々。
大体が軍隊関係の写真だったんだけど、中にはおじいちゃんが赤ちゃんの頃の写真なんてのも。
おじいちゃん探してただろうなー。
まさかこれらの写真がＴ大叔父のうちにあるなんて夢にも思ってなかっただろうな。
おばあちゃんがＴ大叔父のものと勘違いして押し付けた箱の中に写真は納められていたっていうのだから。
確かに中には、Ｔ大叔父の上陸札（基地から外出するときに使う名前の入った木製の札）が入ってたけど。
よくよく確かめてみれば、殆どがおじいちゃんの写真だってわかるはずなのに。
沢山の写真を眺めながら、色々な思いが胸の中を去来する。
Ｋ大叔父が海軍合格記念に撮った写真の中、あどけない少年の顔がこちらを見つめている。
この少年の命は、それから僅か３年と経たずに奪われてしまった。
そう思うと、胸が締め付けられるよう。
これらの写真に刻まれた歴史があって、私がいる。
幸せな私。
幸せな日本。
…やっぱり戦争はとても嫌だ。
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