着道楽日記
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2004/12/24(金) 追悼。
友人の通夜に行ってきました。
友人…というほどには親しくなかったかもしれない。
けれど、私の近くにいる人にとっては、とても近い存在で、私も何度か会ったことや、言葉を交わしたこともある女の子。
まだ10代の若さだった。

思い出の中の彼女はいつも笑顔で。
遺影の中の彼女も笑顔で。
けれど、もう二度と彼女が笑顔を浮かべることはない。
どうして彼女が死を選んだのか。
私に何かできることは無かったのか。
考えても、もう二度と彼女にしてあげられることは何も無くて。

涙を浮かべながら思い出を語る彼女の母親や、一生懸命毅然とした態度を見せている彼女の父親を見ながら、私は絶対に、何があっても生き抜いて、自分の両親よりも先に死なないと心に誓った。
「自分の大切な人が自分より先に死んでいくのは見たくない。それなら、自分が先に死にたい。」
私の中にはそんな風に思う気持ちがずっとあった。
そんな気持ちは、今日180度変わった。
自分の亡骸を親にだけは見せちゃいけない。
絶対に見せたくない。
そんな悲しいものを、ずっと自分を愛し、育ててくれた人にみせちゃいけない。

私も彼女と同じくらいの年齢のとき、死にたいと思っていた時期があった。
そのとき死ななくて良かったと心の底から思う。
これから先、辛くてすべてが嫌になる日もきっとくるだろう。
けれど、もう二度と、自分で死んでしまおうなんて考えない。
死んでしまったらすべてが終わりだ。

自ら自分の時間を止めてしまった彼女が、最後に私に与えてくれた思いを、これからずっと、忘れずに生きていこう。
忘れないことを私なりの彼女への供養にしようと思う。

黙祷。


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