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2004/08/01(日)
元気じゃない時は観ないほうが良い作品
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飯田橋で『ドッグヴィル』とそのメーキングを2本立てで見た。
ロッキー山脈の平和な村『ドッグヴィル』にニコール・キッドマン演じる謎の女グレースがギャングに追われて逃げ込んでくる。彼女を匿う村の人達は次第に彼女に影響されていく。
黒い床に白線で書かれただけのセット。壁や扉は存在しない。メインの俳優の後ろには別の空間にいるはずの俳優も見える。 例えばグレースが最初に村の男に強姦されるシーン。彼の妻や子供たち、村の人々は別の空間、今何が起こっているか知らない。しかし<その何も知らずに過ごしている今>は観客には筒抜け。 こんなセットにもかかわらず、音響効果は本格的。架空の扉を開ければ音はするし、観客には見えない犬も吠える。ナレーションによって登場人物の気持が語られるといった風変わりな演出。 3時間という長い映画だったけどそこまでには感じなかった。
メーキングでは現場の緊張感、俳優達の本音を観れて、これもなかなか興味深い内容だった。
2本通して観て、なんかエグラレタ。。。 これは元気じゃない時に見るのは辛いな。。。
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