稽古場日記
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2010/09/29(水) だいき
今日は久々の歌稽古です。
最近つくづく、歌と演技は少し違うと感じます。


自分の経験では、演技において自分が楽しくやっていると案外お客さんも楽しく感じてくださっていることが多いです。
しかし歌というのは難しいもので、どうやら自分が楽しいだけだといけないみたいです。

今日の稽古を通して歌を聞いていると、聞いていて『気持ち良い歌』は本人は勿論のことお客さんもその歌でリズムをとったり口ずさむ気持ちになれる歌だなと感じます。
しかし近頃感じるのは、歌は楽しいだけではどうにもそういう気持ちにはならないということなんです。

なんとなくですが、それはおそらく演技においては無意識に言葉の端々に隠れる感情を感じ取ろうとしてお客さんが見てくれくれているのに対して、歌はコードや歌詞などによってよりストレートに感情を伝える手段があるため、お客さんは感じ取ろうとせず自然体で聞こうとするんじゃないかと思います。
ですからお客さんの協力が得られない状態で心により明確な『歌の意味』を伝えようとすると、意味と同様に「楽しい」だけでなくより明確な感情を出さないと伝わらないのではないかと思い始めています。


非常に抽象的ですが、今までその抽象的課題にもたどり着かなかった自分が情けなく東京公演までにはこれをクリアしなければとひそかに決心した本日の稽古でした。


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