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2006/05/25(木)
shio-p と ゆき
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shio-pの日記
今日で稽古は終了。
最後の稽古ということもあり、緊迫感も一層増してきました。
どのメンバーも ブロックごとに振りの呼吸を真剣に合わせています。
最終段階にきて、稽古の疲労も重なってか身体の不具合が出てきている人がいます。
やっぱりこのダンスナンバーは足腰にかなりの負担がかかる振りなんだな〜と実感。
明日はいよいよ小屋入り。
みんな怪我のないように無事終わることを祈っています。
そして私事。
ブレスに入って１０年目に起きた骨折と言う最大のアクシデントに
打ち勝つべく戦ってきましたが、今回の出演は断念することにしました。
しかも今日。本番の２日前。 決断 遅すぎ。
昨日、自衛隊との合同練習があったのですが、その時の出来栄えを見て
私の「絶対大丈夫、出る！！」という確固たるはずの信念が揺らぎました。
今のメンバーで出来上がっているところに不安材料を抱える自分が入ることは
作品を壊すことになるのではないか・・・とか、
私が出られない時の場当たりのやり直しは今後は困難になる・・・とか、
やっぱり走れないから転んだらシャレにならん・・・とか、
いろんな理由を並べてみるんだけど。
合同練習を見学していた隊員さんたちの盛大な拍手を聞いてショックを受けました。
「自分の１００％の舞台を見せられない以上は
拍手を受ける資格は私にはない」って思ったのが本音かな。
お客様の拍手は 最後まで作品を創るために走り続けたみんなのものであって、
舞台に立ちたいと願いつつも ベストコンディションを保てず
ごまかしながらでしか踊ることのできない今の私のものではないんです。
客席が望んでいるのは作品の出来上がり。
誰かが頑張った過程が見え隠れする舞台じゃない。
そう思ったらようやく諦めることができました。
大反対しつつも私の「出たい」というわがままな意思を最後まで尊重してくれ、
本番２日前という本当にギリギリのリタイアに笑い飛ばして許してくれた
森さん そしてみんな。
本当にありがとね。
あたし、いい仲間をたくさん持ったよ。
みんな 本番がんばってね。
初めて客席でブレスを見させてもらいます。
ゆきの日記
今日で主な練習は、最後でした。明日文化会館に入り、明後日は本番です。なんだ
か、３ヶ月があっという間でしたね。でも、ダンスだけの練習は大変だけれど、楽し
かったなあ。私は２５年生きてきたうちの２０年近くがほぼ音楽が主で、大学のとき
ミュージカルに出会い、今は映像のお仕事をしていて、芸術関係のことが私の生活そ
のものという感じだけれど、その中でもダンスが一番自分に近いものとして感じられ
るなあって思っています。映像も音楽もどこか自分とは離れた場所にあるものとして
感じられるけれど、ダンスは本当に自分自身という感じがします。でもだからこそ、
それをきちんと言葉で表すということが大事だなということを、特にここ何日かの稽
古で感じた気がします。今日の練習でも「本当はこうなんだよ」というところが何点
かあって、こういうことって振り落としの段階で細かいところをきちんと言葉で確認
しあっていたら、本番２日前にこういうことが起きたりしなかっただろうなって思い
ます。でもダンスって本当に感覚的なものだから、自分のどこが出来てないのかもわ
からなかったりして難しいですよね。
そして残念なことにひとみさんが本番出ないことにしたということでした。私も喘
息になってから歌を歌う本番をたくさん断念してきたので、すごく気持ちがわかるつ
もりです。でもきっとみんながひとみさんも一緒に踊っているつもりで本番踊ると思
いますので、ひとみさんも気持ちは舞台の上にいてほしいなって思います。
今回自衛隊の音楽隊の皆さんとの共演ということで、とても貴重な体験をさせても
らっていて、そして今回参加したメンバーで、というのはこれで最後だと思うので、
最後の最後まで大切に大切に、過ごしていきたいなって思います。それでは、明日、
明後日とがんばりましょ〜☆
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