KENNETH KINGDOM
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2005/08/03(水) 君を連れていこう
涙も汗も孤独も
海は全てを受け入れ
素敵な色に変えてしまう


幼年期
海の町で育った僕は
何かあったら海まで自転車を転がした


僕のような強がりな人間が甘えられるのって余りにも大きな自然でしか無くて
でも、これは誇りであって


愛着のある故郷に
余りにも大きな存在があると
安心できて

その思いを少しでも多くの愛する人に教えたくて
僕は八人乗りのバンで海岸までゆっくりとアクセルを踏む



僕はそんな訳で地元の人しか知らない浜辺があって
特別な人しか連れていかない場所


今度、君を連れていこう


今までそんな親愛なる人間が
その海岸に連れていった時
全ての人が
似たような表情をする
その横顔が

好きだ
凄く、好きだ


コンクリートジャングル
化粧と香水にまみれた「ハリボテ社会」トーキョーで生きる人間が
余りにも飾りのない海を目前にしたその瞬間のいい意味で「打ちのめされた」表情



跪いて泣く人もいれば
無邪気にはしゃぐ人
ただ呆然とそれを見つめ、その瞳の奥に一筋の光を見い出す
まるで共通点のないようで
その眼に一貫して映る心情



僕は普段一緒に居られない分、家族旅行を愛する家族だった


親は勉強よりも感受性を僕に与えた
学校では勉強出来ないハートフルな瞬間を与えた



今度は僕がそれを

「それを知る機会」を与えよう
君を素敵な場所へ誘おう



きっと全てを包んでくれる
今、必要な感覚的思考思想を授かるはずだ


松ノ木のトンネルをくぐって
僕らだけの場所


泳ぐ予定も無く
サーフィンだってしない


「用も無く海へ行く」
その一見空虚でナンセンスにみられてしまう感覚を一新させよう


言葉も
時間も
携帯電話も
人工的明かりも
必要とせず
自分と大きな「甘えられる存在」と向き合える瞬間を教えよう


難しい蘊蓄はいらない
さっきも言ったが言葉すらその抗力も失う
きっと
好きになるはずだ



今度、君を連れていこう


楽しみにしてればいい



「予想は裏切るが、期待は裏切らない」はずだ



その瞬間でいい
ありのままの
君をみせてくれ
ありのままの自分に
自信を持ってくれ




君は余りにも素敵な魅力を秘めているから
今度、君を連れていこう


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