KENNETH KINGDOM
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2005年7月
前の月 次の月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
最新の絵日記ダイジェスト
2005/08/18 新ブログ
2005/08/13 kenneth on the kitchen
2005/08/12 近況報告
2005/08/11 九州はどんなかんじ?
2005/08/10 中古車とゲルマニウム、ウルトラ警備隊による要領の悪い虐殺

直接移動: 20058 7 6 5 4 3 2 月 

2005/07/28(木) 海からの贈り物(超大作)
知ってる人も多いと思うけど
僕は酒好きだ。




アルコールが入ってりゃ「無いよりはましだろ」ってビールからアルコール96度まで呑める雑食なんだけど
その中でも東京に来て以来僕の中でトップを譲れないスピリッツは
ラムです。





ここでまずラムの定義として
「サトウキビを原料とする蒸留酒のことで、一般的にはその絞り汁を煮詰め砂糖の結晶を取り除いた後の糖蜜を原料とし発酵、蒸留して造られる」
モノらしいです。




海賊や漁師が樽ごと船に積んで航海する由縁から「海の酒」とも言われてますがその歴史には悲しい影があります。





18世紀にあった三角貿易、アフリカからインド諸島へ黒人を奴隷として連れてきてサトウキビ栽培の労働力にし、その空席になった船に糖蜜を積んでアメリカのニューイングランドに運ぶ。ここで造られたラムを船に積み込みアフリカへ戻り黒人の身代金としてラムが支払われていたんです(確か中学校の時に触りだけ勉強した気がする)。




また、詳しくは分かりませんが同じく17世紀に制定された「糖蜜法」に激怒したアメリカが独立戦争を起こした。つまり、ラムは世界史上を動かしてきた一つの要員らしいです。



そんな不思議なスピリッツを僕は愛してやみません。






そして酒と歴史の関係は切り離せない例として、今日の日本の若者のスタイルにリアルに響く例に焼酎ブームがあります。
バブル期、金が有り余っていた時代人々は全てにおいてミーハーな高級思考にあった訳ですが。男から見ると酒は「女を釣る手段」として用いられるのは世の常。当時も例外なくその思想はあった訳で。


その当時はブランディーやらバーボンが流行って、銘柄で言うと「ヘネシー」やら「カティーサーク」とか「ジョニーウォーカー黒ラベル(通称ジョニクロ)とか。
今では村上春樹の小説の中の世界ですが、そんな無駄に高い酒が流行っていた訳です。


当時、焼酎なんて「オヤジの酒、ダサクテのんでらんねー」。
って。
そんな時代がしばらく続き…。





そしてバブルは崩壊し、日本の酒好きは「さて困った」。
男は「オンザロック」。
だけど昔みたいに金も無い。
じゃー、安いし焼酎でよくね?
ってな具合です。
メーカーはそんな日本人の心を魅了するように媒体でもって「焼酎ブーム」を主張します。
そして「あー焼酎が流行ってんだ!安いしちょっと呑んでみようかな」
ってな具合で。


女性向けの口当たりのいい、オシャレなラベルを身に付けた焼酎も数多く出品されているからハマってしまって。



結局そこには大きな資本にコントロールされた現状があって。





結局なんでもいいんです。


それは「アルコールが入ってりゃなんでもいい」では無く
本当になんでもいいんです。



これが今の日本の「歴史(時代背景)と酒」の例です。







…話はずれましたが。

今日、たまたま珍しいラムが在庫処分の為格安で売られていて衝動買い。
とは言っても、値は張りましたが。
バミューダ産の「black seal rum」。
今それを味わいながらキーボード打ってんだけど




…悪く無いね。

ダークホースのダークラムなんだけど
雑味が無い
しっかりとアルコール感からなるパンチがあり
後味は情熱的に甘く
爽やかである
…と。



そんな訳でラムって世界を渡り歩いてきた「ボーダーレスアルコール」な訳で。原産国によって製法が違ってて。
製法が違えば味も変わるんだけど。




バミューダってどこ?
知ってる人いたら教えて下さい。



そんでもって、ここまで言ったからには僕の中でトップに君臨するラムを御紹介。




まず

「キャプテンモルガン プレジデントストック(プエルトリコ産)」
これはね、なかなか置いてある所が少ないんだけど見つけたら呑んでみる価値はある。一言で言うと「king of rum」。全ての表現ににおいて「しっかりと」と「まろやかに」が必要不可欠になる程、最後まで味わえる逸品です。



そして

「ロン サカパ センテナリオ(グァテマラ産)」
なんてったって23年熟成!薫り豊かな気品溢れる高級ラムの定番。ラム好きなら知らない人はいないでしょう。僕のラム好きはここから始まりました。ストレートで両手でグラスを包み蒸発する薫りを楽しみながら呑んで下さい。




ちなみに、そこそこ値段は張ります。
美味しいからって「カクテル的金銭感覚」で呑むと
勘定みて驚くので注意して下さい。




ラムって南の島の酒だから
「陽気な酒」と表現されがちですが
冒頭に記した様に悲しい現実の隙間を埋めてきた存在でもあります。
悲しい心を支えてきた酒であるのです。




4年前まで「泣きたい時は泣け、悲しい時はとことん悲しめ」だったのが、「悲しむ前に、悔やむ前に、泣く前に一度笑ってみる」と決めました。
その心意気とラムの歴史がシンクロして好きになった面はあります。



どんなに悲しくても、ラムを1shotのんで決して悲しみから逃げず、悲しみを噛み締めた上で、笑顔でいたいです。





ちゃんちゃん。

2005/07/26(火) 仕事募集
えっと今日「この仕事を辞めようと思います」と言ってきました。
はい。


ちょうど今月で今のバイクで色々なものを運ぶ仕事を始めて一年になる訳ですが、一つの事に改めて気が付きました。
今頃「これはやりたい仕事じゃ無いんだ」と。



今の仕事を始めた当時、僕は仕事をして無くて借金だけで生きていて。
バンドやってりゃ金も無くなるし
「そろそろ何か初めっかー」
ってなった時に、当時付き合ってたハニーの友達であり現astrcoastドラマー内海氏に低労働高収入をモットーに(当時は実際そうだった)紹介され月に30万くらい稼いでたんだけど、
続けてく内に仕事は忙しくなり、無理なオーダーが増え、積もるのはストレスだけになってしまい。



やっぱり楽しく無い事は長続きせんし
そんな事言ってられんのも今の内やし
でも「じゃ俺が変えてやる」って?
そんなインサイダーにもなれんし
なら好きな事やって、生活の好循環を作る一つの歯車になり得る仕事をやってやろうかと思い



今の仕事は「内海氏と知り合う為にあったのか」
と思えば
もう何も悔いはねーし



いいですか?
僕が何を言いたいか分かりますか?



仕事が欲しいんですよ



待遇として


「年収1000万以上
芸能人と知り合いになれて
公用車としてアストンマーチン
毎晩アフターファイブは
ザギン or ポンギで豪遊」







ってのは全くの嘘で。




取り敢えず
楽しめる仕事募集します



自慢じゃありませんが、真面目に働く人間です。
なので、give me job。

って事で、
コメント待ってます。

2005/07/24(日) 浜崎あゆみ
のベーシストのエンリケ氏が凄く好きです。
かなりインスパイアされてます。
そして彼と同じベースを持ってます。


しかし
僕、ベースに関して全くの無頓着者であって。
昔、高校の頃つき合ってたハニーにも軽く怒られた事があるくらいです…。


ハッキリ言って知識に関しては「車の方があるんじゃねーの」って位です。
この車は「○○ccのどんなエンジンを積んで走りはどーだ」とかそんな事は知ってるんだけど僕の持っているベースの材質(どんな木で出来ているか)なんて全く持ってチンプンカンプンです。


恥ずかしい事ですが
分からないものは分からないんです。


たまにこんな会話があります
「ケネス最近何のベース使ってるの?」



「…いや、気分で持ってってるよ」



ってな具合で。



だからベーシスト同士で僕と会話が弾む人間はいません。


「…あぁ、そう」
って言われたりして、終わりです。



ネタばらしすると
「このベースが入ってる」って持っていって、リハでケースを開けたら「違うベースだった」って事がありました。
もっと最悪だったのは
「車に積んであったはずなのに」って、ベースを忘れたり。




数多くの僕のライブを観ている人には分かりますが大体2ヶ月のタームで使っている楽器が変わります。
そしてその理由は「何となく」だったりします。



いいですか?
僕の周りのベーシストは
やれ
「このベースだ」
やれ
「このアンプだ」
やれ
「この材は何だ」
やれ
「音が云々だ」
やれ
「いまいちだ」


ってやってる訳よ。



なのに僕は
「気分」
です。



いくら無頓着でも劣等感が芽生えます。
はい。


でも、そんな僕でも本数だけはあるのよ。


全部で5本かな。
うん、何だかんだ言って。
でも、全て「衝動買い」で。
その衝動ってのは「イイ色だから」とか…。
そう、僕にとって大切なのは「色」だったりするのよ…。



でもね、今度の宇宙サーカスvol.2で発売されるCDのレコーディングに使われたベースは僕のじゃ無かったりして…。
5本全部持って意気揚々と向かった訳ですが、レコーディングスタジオにあるヤツ(フェンダーの古いやつ)に一発で負けて。

「俺なにやってんだろう」って思ったりして。





でもね、そんな僕でも一つだけ分かってる事がある。


それは「本当に上手い人間はどんな楽器を弾いたって、イイ音出せる」って事。
それだね。


そう、そう言うプレーヤーでありたい。


「全て揃った上でしかプレイ出来ない」
んじゃ無く
「必要最低限でもオリジナリティー溢れるプレイが出来る」
でありたい。



それが本物だと思うよ。


ウダウダ言うのはその後ですな。



取り敢えず、がんばりまーす。

2005/07/22(金) 人は、変わる
まず言っておくが、変わらない人なんていない。
進化、退化問わずこの一秒でさえも人は変化を続ける。
それは容姿でも、思考思想でも。



逆に、常々そんな事を思っている僕は
「変化の無い人間はつまらない」
訳です。
自分に狭い境界線をひいて、その中でしか生きられない人間は退屈です。



だってそうじゃ無いですか?
アーティストって言う創造力が試される日々を送っている人間が毎回同じ作品を造り出したって面白かないでしょ。


因に、創造力を研ぎすます為には今日、影響が必要。
何度も言うが全てのアートフォームに100%オリジナルを見い出すのは限り無く不可能であって。


真似は良く無いよ。
ただ、溢れんばかりのメディアの中で自分が決めた誰かに影響を受けて刺激されそれにオリジナリティーを絡めるのが現代クリエイターの宿命であると思う訳で。



申し訳ないが100%オリジナルは80年代までと表現し得る。
殆どね。



そうなった場合、影響をうけて変わる事は恐れる事では無いと言える。


勉強を繰り返し、それを消化し自己の創造性をもって具現化できるか。




むしろ大事なのは「どう変わったか?」です。

それがそのままコピーであったり言いなりであった場合、僕は避難するだろうが


…お前の場合そうじゃ無い。


自分の進むべき道を模索している段階であって
その階段を焦りながら確実に一歩づつ踏み締めているだけであって。


だから、悩むんじゃ無い。


全て、通過点に過ぎないんだ。
恐れるんじゃ無い。

やりたいようにやったらイイ。


人は環境を造り
環境は人を造る


ただ
人には環境を選ぶ権利はある。

見定めた上で変化すりゃイイ。



きっと上手くいく。








追伸
これは「お前」と特定された心当たりのある人以外に届くメッセージであれば光栄です。

2005/07/21(木) goodspeed
あるいは、ゴッドスペル。


旅立つ人間に「無事と健闘」を祈る言葉ですが、昨日durgaのツアー決起会をしてきました。
御存じの方も多いとは思いますが、彼等とは腐れ縁で。


僕らがmightyduckだった頃から数えると



…と、



脳内ハードディスクに欠陥があるので思い出せませんが
取り敢えず茨城にいた頃からお互いインスパイアされて切磋琢磨を繰り返した、言わば同志です。



しかし、打ち上げを抜きにしてこの二つのバンド、合計八人が一同に介し盃を交わすってのは実に三年ぶりになる訳です。
本質的に8人が集まるのは三年ぶりです。



水戸にいた頃は、集まる場所が「水戸lighthouse」しか無かったし、皆がみんな高校生で仕事に追われる事も無く放課後を共に過ごし週末は海に出かけた訳です。
その頃皆が思ってた「東京に行けばもっと自由になって毎日一緒にいられる」ってのは現実って言う手強い敵に打ちのめされて。
働かなきゃ賃貸住宅追い出されるし、大学は高校よりも厳しい面が多々あるだろうし。



そんな事があっていつの間にか自分の中に存在でしか把握出来ない相手になってしまって。



僕はそう言うのが大嫌いで、会って呑みたいと思ってもそれぞれ事情があったりして。
そう言う事が3年も続くと間柄ってのは凄くチープで薄っぺらいモノでしか無くなってしまう。誰もが皆、僕みたいに日当暮しをしている訳では無いんだ。
「そう、そうなんだよな」って自分を慰める日々の中で昨日皆集れた事は非常に嬉しい事ですな。





そうそう、最近僕の周りは結婚ブームです。
今年に入って6人ですか…?
しかも皆が突然言い出すモンだからびっくりよ。


嬉しい事に全員が僕と同い年、あるいは年上って事。
いやぁ「オメデタオサカン」ですな。


まぁ、人はどうだか知りませんが僕には親父が吐いた格言があって。さっきまで述べてきてこれを言うと中傷的に捕らえられそうですが(実際はそんな事は勿論ありません)
「お前はどうなってもイイからら、友達だけは大切にしろよ」
って事です。



お互い事情ややらなきゃいけない事や現実があるでしょうが
たまには皆集ってのみましょ
そしてまた明日から一心不乱に寡黙に物事に取り組めりゃいいんじゃねぇの?それが日々のエネルギーの源だと思うよ。うん。



とりあえず、そんなdurgaにgoodspeed。
そしてあなたにも、健闘あれ。

2005/07/13(水) ロック≠サービス業
いやいや、これは最近思った事で。
あくまでも個人的価値観に基づく発言なんだがね。



ロックって誰かを喜ばせる為にあるものでは無い…と。



結果的に誰かが喜ぶ事を否定してる訳じゃ無い。
これは本当に素晴らしい事だ。
拍手喝采ってのはステージに立つ人間にとっては最高の快感であって、様々な努力(努力の定義も様々だが)が報われる瞬間であって。



簡単に中学校の頃勉強した「需要と供給」の例えを使うなら、
「需要があってそこに供給される」では無く、「供給があり、そこに需要があるべき」だと思う。


僕らは、ヒーリングミュージックをやっている訳では無い。
疲れた現代社会人に癒しを提供する分けじゃ無いんだ。



その時に「ロックって何?」って根本的な問題に差し掛かる訳で。



度々このブログで言ってきた様に、
我思う、ロックは生きざまだろ?



って。




因に、以前読んだ下らない本によるロックの定義はこうだ



「1950年代から世界的に流行した音楽。
黒人のリズム&ブルースに影響を受ける。
特徴として、割れた(歪んだ)ギターの音も欠かせない。」


…以上。





まぁ、考え方は色々あった方が面白いとは言うが







バカか、おめーは。







是非、こう書き直して欲しい。


「(事実として)1950年代から世界的に流行した音楽。
スピリチュアルなやり場のない感情を表す手段。
そのラウドな精神に添える様に、ギターはドライブする事が多い。」



と。


極めて言葉のボキャブラリーに欠ける僕にはこれくらいの事しか言えないのは非常に歯痒いが、こんな感じ。



要するに、爆発しそうな内面的な何かを表現するのがロックだと思う。



誰かが決めたルールなんて何も無い。
ハッキリ言ってその精神がありゃ、ギター歪まなくたって「ロック」と胸張って表現し得る訳です。



誰かを喜ばせたいとか、気持ちよくなって欲しいとか
極論から言ってしまえば


不要です。




お手本を見ながら色鉛筆を選び、線からはみださない様に塗り、ママに「よく書けたね」って誉めてもらうのを求める塗り絵では無いんです。



誰かを喜ばせたいだけなら、手紙つけて花束でも送って下さい。




つまる所、
嫌われる事を恐れたり
誰かに気に入られたいが為にだったり
十字架の前に跪いたり



それを求めたらロックにならん。



冒頭に告げた様に僕の価値観の中では。




ロックはサービス業では無いんです。

2005/07/05(火) これは何やろか
手を振りながら君は帰っていって
見送る僕はただ黙ってる
解り合えない事ばかり数えて
見えない明日に胸を焦がして
涙が滲んで星が囁いた


真夜中の道をたった一人で走れるか?
まだ遅くは無い
何も見えないような闇の先を見つめよう
確かな優しさが浮かんでる
まだ間に合う冷たいかせをきれ


何時になっても明かりを消せないで
静けさにイマイチなれなくて
君に電話しようか
でも、何話そうか
いつでも誰かに優しくされて無いと
嫌になる僕はそんな贅沢モンだったっけ?


何が恐いのかも解らないで震えてる人よ
まだ遅くは無い
のみ込まれそうな闇のなかへ
突っ込んでいこう
そして誰も独りじゃ無い


どうにもならない悲しみが
そこに立ちこめてたとしても


真夜中の道をたった一人で走れるかい?
まだ遅くは無い
諦めた振りをやめて産声のように吠えよう
愛を取り出したら愛が見える
頬を刺す様な冷たい風を切れ


本当は分かってる
まだ遅くは無い

2005/07/04(月) 心に響く
泣き言を垂れたい時はbluesに限る。
「俺ってなんて哀れなんだろう」って思った時はbluesに限る。



心に染み入る、男の優しさ。
酒と音楽とダメ男の泣き言が織り成す優しさ。


「もうダメだ」なんて言葉、ひゅーい君以外に言いたく無いし、「傷の嘗め合はしない」って決めたから色々相談された後に「いや、俺もさ…」なんて言いたく無いし。



街を歩き次の角を曲がればもしかしたらハニーとばったり…なんて思い、そんな時うつむいてたら気付かないからずっと上を向いて歩きたいし。上を向けば涙はこぼれないって、イイ歌詞だけど実際こぼれるから、これが俺なりの「上を向いて歩こう」か。



先日、bulesが流れるバーで一人で呑んでる時に出会った50代の男が言ってた。スコッチが入ったロックグラス片手に「これで酒を断つんだ」って。5分後、それを飲み干した男はまた「シーバス・リーガル」を注文した。「やめるんじゃ無かったの?」って僕の問いに「まぁ、いいだろ」って答えた。詳しくは話してくれなかったけど、多分何かあったんだろうな。



「ダメ男」になってみたかったんだろ。
そんな彼は、流れるbluesに真剣に耳を傾けていた。



「ダメ男」に優しく染み入る音色とリリックに浸っていたんだ。




僕は人生に対して悲観的になりたくは無いが、いつだって孤独は僕と幸せの間に割って入り込む。
朝、100%の期待を胸に街に出ても帰ってくりゃ1%しか無くなってたりする。


そんな夜は思いっきりダメ男になって優しい音楽に身を委ねりゃイイ。



いつの間にか浅い眠りについて、朝を迎える。




新しい朝。
復活した100%の期待。プラスチックみたいなニセモノでは無く、カップラーメンの要に即席では無い本当の期待。





hope。





だからやっていけるんだ。







完璧な人間でもねーし、アイアンマンでも無いから分かってる。

ヘコタレるってばよ。



また明日、一発かましたろか!




いい夢みれますように、おやすみ。

2005/07/02(土) go for it.
今日まで茨城に数日間滞在してたんだけど、大切な事を思い出したよ。



企画終わって、ほっとして、そうすると自分の足下に転がってる沢山の問題に気がついて。
やっぱり思春期だし、小さいとは言え、悩みはある。
そんな事に雁字搦めになって上手く笑えなかった。



ボブの兄貴の名曲、「no woman,no cry」の「every things gonna be alright」って聴いたって、皮肉に聞こえたりして。


豊臣秀吉側に集結した浪人みたいに勇ましくなれなくて。


つまる所、素直になれなくて。





そんな自分が嫌で。

やっぱり笑っていたいし、「人生は楽しむ為のモノだって」胸はって言いたくて。その言葉に明確な裏付けを要して信憑性を持ちたくて。



何よりくよくよしたくねぇし、受け入れられない社会とかそんなんがあっても、ストレスなんかにゃ負けたくねぇし。




でも、戻ったよ。





茨城の海、俺が育った大洗の海岸に腰下ろして二時間くらい海に甘えて。
あれだけでっかいと自分が惨めに思えて、「なーにヤッテんだ俺は」って思って。


僕みたいな強がりな人間って、誰にも甘えられなくて。だからそんな存在は自然だけだったりして。




ゆっくり考えたんだ。



そうしたら、悩んだってしょうがない事ばっかり考えてる自分をみっけたわけよ。


だって、もともと考える頭なんて無い俺がいくら悩んだって…ねぇ?





だから、寡黙に一つずつやる事にした。




やりたいようにやる事にした。





それでダメだったらまたその時。



行き当たりばったり。





全てはジェームズ レッド フィールドが書いた「聖なる予言」の様に、村上春樹の「海辺のカフカ」のように「偶然の一致」ですな。




そんな感じ。



目的があったらただそれに向かってやるだけ。


「go for it」ですな。


そんな感じ。





っつーか今日もあまり真面目じゃねーな。



おやすみ。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.