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2005/06/26(日)
血は流すものではなく、燃やすもの。
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歌人がその生きざまをリリックに託すように、 ギタリストがその想像力を吹き込むように、 ドラマーがドラマを繰り広げるかのように、
ベーシストは魂を削ります。
ハッキリ言いますと、「コノヤロー!」って気持ちで弾いていたりするんです。
失礼ですが、 敵意剥き出しです。
「低音で気持ち悪くなれ」
と言わんばかりに、親指を据えて第二関節から指を捩じ込みます。
ネタばらしするとベーシストvan kennethはそんなやつです。
誰かが悲しい顔をする姿はもう見たくありません。
なので血は流さない事を願います。
ただ、それだけじゃ勿体無いので沸々と燃やす事にしました。 そうやって甘美とも狂気とも言える低音を求め続けています。
戦争に向かう兵士の武器が自動小銃であるならば、 ステージに向かう僕の武器は、
ベースであります、閣下。
ベースで血を流さず、客の血を燃やせる事を願います。
バンドの一般聴衆の周波数激戦区から一歩離れたところでやってみせます。
下半身で感じる何かを発し続けようと思います。
因に、女性が一番「感じる周波数」ってのはベースが醸し出す域らしいです。
と、言う訳で。
最愛のfender bassが入院からリハビリを経て復帰した第一線、28日低周波を是非御堪能あれ。
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