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2005/05/26(木)
深夜のカフェ
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って言うのには不思議な力がある。 上京してそれを知った。 飲む仲間がいない時、一人で飲みたく無い時、「自分は孤独だ」と思ってしまいそうな時、ひどく淋しく心細い時、こうして深夜にあてもなく訪れる。
店内にはやたら希望だとか夢だとか並べた歌が流れるがそれより、自殺志願者のHPの方が断然僕の心を打つ、そんな気分だ。 どこにでもある店、混んでなくで、窓から外の様子が伺える席に腰を下ろし注文したものを待ち、店員が営業スマイルと共に運んできたそれをゆっくりと咀嚼し何も考えず家路を急ぐ人々を眺める。 コーンスープはもちろん冷めるが、そんな事はどうだってかまわない。
ここは桜上水駅の近く。 甲州街道に面した窓だから、トラック、タクシー、乗用車、バイクが連なる様も目にできる。 それぞれの人々のそれぞれのドラマ、人生、生きざま。 見ているうちに心は落ち着く。ぼんやりとしたパワーをもらう。空中をあてもなく飛び交うエネルギーを僕はキャッチする。
2時間くらいかけて、やっと家に帰っても落ち着ける様な気分になったので路駐していた車に戻り、甲州街道をUターンして帰路につく。
そんなありふれた日常の描写。 明日はまた新しい一日。新しい期待。新しい自分。
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