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2005/04/09(土)
メッキか純金か
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就寝前、たまたま邦楽ヒット曲のカウントダウンをやっていたので見てみる。
僕も昔、まだ音楽的に子供だった頃こんなのをよく見ていた。ただ単純に「何が売れているか」と言う意味のないテレビ番組。レコード会社経済活性化の為のカップラーメンみたいにインスタントな音楽情報の供給。そして聴衆の栄養失調。
音楽ってなんだ?
ロックって生きざまじゃなかったのか? リリックってプロパガンタじゃなかったのか? アーティストってのは「誰かが作った歌詩楽曲を教わった通りこなす操り人形」なのか?
テレビや雑誌、音楽業界はいつの間にか大きな資本にコントロールされちまっているみたいです。
それはなぜか? 恐いからですな。 リスクが大きいんです。実際。
アフロビートって言う新しいリズムと音楽を創造した天才、政治の腐敗、社会の矛盾を斬り続けた男、フェラクティは政治や社会の不正を暴き名指しで政治家を批判した結果、家を焼かれ、母を殺され、打たれ、襲われ、投獄された(しかしかれは何度も蘇る)。 そんな事実はあるんです。
その傍ら、もうすぐ還暦を迎えるニールヤングの曲はアメリカではどこのラジオ局でも流れない。 名誉毀損、事実誤認、選挙妨害、ありとあらゆる馬鹿げた起訴が起らぬ状況を確実としてから作られた画期的なドキュメンタリー映画「華氏911」で流れるくらいだ。そしてそれに俺はエールをおくる。
あたりさわりのない、無難で万人ウケする音楽製作がビジネスにはもってこい。 ツラのいい面子そろえてメッキ加工の「愛」だの「希望」だのって言葉並べてるだけ。
残念ながらそれを音楽というのはどんなもんだか。
一体本当に魂削ってメッセージ送ってる人間がさっきまで見ていたtop10のどこにいるんだ?
若干過激な発言だけど訴え続けるよ、俺は。
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