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2005/03/09(水)
rebel on the zen
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今日目に入った姿、高校生サッカー部放課後の青春「部活」。 なんとなーく眺めてたばってん。となりのテニス部の女の子もみてたばってん。未来のM.シャラポワ探し。
ところでさ「ベッカム意識?」ってやつ、多過ぎ。いやテニスの女の子じゃないよ。サッカーの方。 髪の毛からギヤ。つまり頭から先っぽ。 俺もベッカムはいい選手だと思うさ。正確な右足、視野の広さ、指揮の高さ。俺は元サッカー部主将、選手を見る目はある。ベッカムが出たゲームは生で観た事あるしね。 でもさ、彼はものすごい練習してんのよ。ゴールポストにタイヤぶら下げてその中にボールを通したり。 表面だけを真似する事に夢中になっちゃいかんよ。
で、それはいいのだが。俺もかつてデンマーク代表M.シュマイケル意識だったからね。若さ、憧れって。そこから始まっていいんだよ。
それがそのまま大人になっちゃいかん。 それは遺憾。
音楽で言うと、今日世に溢れてる「俺はパンクだ」ってやつ。
我思う。
パンクってさ、ムーウ゛メントなんじゃ無いの? パンクって、ジャンルでもなければファッションでもないんじゃないの?鋲ジャン着る事でもなければ、「下手でもいい音楽」じゃいってーの。
punkって何かを打ち壊したいって言う衝動であって。
何にでも反発する思春期の「何でもイヤイヤ症候群」でもないんだってばさー。
パンク=打ち壊す衝動。
pcで見てる人には目に入る一番上にいらっしゃるおかた。
ジャコ・パストリアス・サード先輩。
彼は己のスタイルを「punk jazz」と例えた。
c.c.ライダースを経て加入したweather report、jacoが一番輝いていた時代。心身共に健全で、何かに常にハングリーでいながら「自分は最高のベーシストだ」と唱い、それが戯言では無いと裏付ける実力とそれに反応するオーディエンスの拍手喝采。
当時、音楽に敏感な人間はニューヨークに溢れるjazzとロックに注目していた。その二つは冷戦を迎えていた。血を流さず、絶対信仰。
jacoが加入する前のweather reportはjazzファンだけの、ブラックミュージック。 rockは白人が聴く音楽だった。
それが彼の加入後徐々に入り乱れた。
rockファンの白人がニューヨーク52番街に侵入した。
それのみならず様々な音楽ファンが訪れた。当時の彼を「モーツアルトを超えるコンポーサー」と例えた人間がいた。そう、クラシックフリークスさえ拳挙げて雄叫びをあげた。
この現象はまさしく「パンク」そのものだ。音楽ジャンル的概念に挑戦を挑み勝利をあげた瞬間だった。 彼も努力したろう。理想的フロンティアの前進。 それが俺のあげる「パンク=何かを打ち壊す衝動」の例。
その一方でclashは壊しつつも求めつつたどり着いたトコ。レゲエを知り「何かを壊す衝動」と「愛」を培った。ポジティブな愛。ダブ。尾崎豊も然り。 また初期のpoliceはラウドな精神を強調したい為ちょーーーーーうめーーーーのにあえて下手に演奏した。
それを伝えたかったのに、皮肉にも注目されたのはその「容姿」と「下手でもいい」って言う腑抜けたアイデンティティだった。 何かにハングリーでも無ければ愛も知らない。自分をdigる事すらしない。
で、その無思想無思考がなぜここまで普及したか?
それは、真似をするのが容易だから。 「下手でもいいじゃん、鋲じゃん着てりゃパンクだよ」
違います。もぅナニモカモガチガウ。
そりゃ人間、稼ぐより奪った方が楽。毎日働くよりドラッグ漬けになった方が楽。子育ては根気良く理解させるより殴った方が楽だ。 でも、そこからは愛が生まれない。
愛には努力が必要。
政治屋や社会に反発するには現代社会の現状を把握しdigって言葉で的確に非難する事が必要。そうモノを言うにも努力が必要。
フリーキック決めるにも努力が必要。
シャラポワの強さと美しさ。 前者は努力。 後者は残念ながらもって生まれたもの。 透け乳首は確信犯。
で、様々な人間から知識やら精神を培った僕が言う結論。 「愛を知り、全てを悟り叛逆に至る」「rebel on the zen」 こそkenneth的punk論。punkっつーか人にモノを言う為に必要なエレメント。やっぱり音楽に需要なのははメッセージだかんねー。
それが無いのは単純に人の心を動かせない。
「朝が来るまで語り明かした」なんてシャレにもならんメッセージ、何もディストーションギターでやんなくたっていいじゃん。
そんな感じで綴った長文いやはや一時間かかったよ。
もっと勉強しなきゃな。
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