KENNETH KINGDOM
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2005/03/29(火) ルール
「法律ロボット」。
僕は警察をそう表現します。

今日また検挙された。
道路交通法違反である。
因に、これで通算3度目になる訳ですが。
全て失点及び反則金の額が低い項目での違反となるので経済的にも今後の運転にも大した支障はありません。

この結果が裏付ける事。

すなわち俺は誰かを死に至らしめる可能性のある致命的な違反はしないって事。それをまず分かって頂きたいのですが。
酒気帯び運転、過度の速度超過、一時不停止、信号無視、はしません。俺には俺の「安全運転義務」なる法律があるのです。



いや。うん。
それにしても長かった。
およそ45分にも及ぶ警官二人とのバトル。
ちなみに、一人はデブ。一人は品粗なやつ。
両方とも中年。人生のピークは過ぎ、劣ろえ行く肉体とマンネリ化した夫婦の間柄、もしかしたら息子娘は非行に走ってるかも知れない。ありとあらゆる「現実」を上手く和解する方法を探すのを特技とする人種に見えた。
中傷的ではありますが、俺の洞察力から判断する彼等の生活はこんな感じでしょう。
ちなみに、ネクタイは毛玉だらけでした。
血税からなる警察のユニフォーム、アフターケアはしっかりやって下さい。


で、今回いいチャンスだと思い俺が納得できない法律について訪ねた。
簡単な事。
「なぜ法廷速度厳守と言う法律があるのですか?」と。
それに対して太った気玉ネクタイは
「国会で可決された日本国道路交通法第○○条××項があるから」と半ギレで「とても分かりやすく」説明してくれた。
「外国では速度無制限道路があり、ロードワーカーを中心とした日本人の多くがそれを求め日本の最高速度制限に対し疑問を抱いている。で、その法律に対して疑問は無いのですか?」と僕は続けた。
「そんなの知らないよ!決まってんだから仕方ないんだよ」と今度はマジギレされた。
「仕方ない、で切符を切るなよ」俺は敬語使う気も失せた。
その後ありとあらゆる道交法を、難解な言葉で読み上げて言った。
普段、形式的法律に関わる事のない僕にとってはチンプンカンプンでした。いや、それが狙いだったのでしょう。明らかに丸め込めようとしてました。


勝てねー。

勝てるはずが無い。
っていうか、お話にならぬ。
「こりゃ完全な法律ロボットだな」と呟いた。

どんなに法律を暗記しようが納得も、尊敬も出来ぬ。
法律を暗記するよりスピリチュアルな音楽をやってる方が素晴らしいと思うのですから。それは彼等より俺の方が出来る確信があった。
そしてそれは人の心をバイブレーションさせる可能性が0.0000000001%でもある。

ちなみに、本気で法律に対して思い入れがあって感情込めて唱ってくれたらそれはそれで尊敬してやろう。

最近の「インテル」のCM位にさ。

…で、話をもとに戻すと。

こりゃダメだ。とおもった俺は観点をかえた。
幸いにもディベートの主導権は俺にあった。
「じゃ、なぜ車は100Hと言う法廷速度なのに国産車のリミッター稼動速度は180Hなのですか?外国産車においては300Hオーバーするポテンシャルを秘めた代物を日本仕様にしないのですか?」と。
それについての答えは
「そう言う、車の性質だから!」かなりキレてた。

俺は誰かに怒られるのが恐い年頃でも無い、21であって「先生に怒られるからやめっぺー」と言う感覚はとうの昔に田舎茨城においてきた。

つまるところ、癇癪でも俺は動きません。動かせません。


それから暫く俺の疑問は続いた。
相変わらず警官は上手く丸め込む術を探しつつ、苛立ちを隠せずにいた。
俺の中でデブは「赤玉」と呼び名を変えた。
額の血管は2@くらい浮びヘンテコなクレーターを作ってた。


でも、ふとした瞬間に…話題を二人共有できる「パトカーに積んであるエンジンの性質」に変え、「これねー俺も昔よく乗ってた車種だけど。加速はいいけど伸びないよね?」って俺の問いに警官が「そーなんだよ」って言ったた後、彼の表情は一変した。


何を言い出したかと思うと。
「そうだよな、このエンジンのコントロールだってやれば出来る事。一般車種の速度抑制装置も取り付けるべきだよな」と言い出した。

何が彼をかえたかは知らない。

こうなれば出てきた、ホレ警官の愚痴。「決まってる事を改めて考えなおす事も必要だな」と。

「赤玉」は穏やかになった。
でも、太ってるのに変化はなかった。
要するに「カーミング ファット マン」になった。

その時点で30分だった。

あとは彼の愚痴を聞いた。
「まぁいろいろあるでしょうが聖職である事を忘れないで下さい、警察はサラリーマンではないでしょ?」。
その意識の違いは今の警官の不祥事の原因となっていた。
検挙率も30年前に比べると驚く程減ったと言うデータもある。

ハッキリ言って、そんな現状には納得出来ません。

「ルールを問う」ってのはルールを守る事と同じくらい必要不可欠な事です。


俺はルールにそって生きます。
自分で法を定め忠実に。
本当に意味のある、法。

「偉大なるミュージシャン」の系譜に名を列ねるものは「法律の外で本当に誠実に生きてきた人たち」なのですから。


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