日々わいん
日常の出来事とワインの記憶 ノムリエ日記
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2008/02/29(金) 4年に一度しかない
今日は閏日です。

子供に2月29日に生まれたら、どうなるの?という質問を受けたら、誕生日が四年に一回しか来ないんだよ。普通の人が20歳のときに5歳かあ、いいなあ、とウソをつこう♪

そして4年に一度しかない2月29日はワインピックだ!
と、思いつき企画をやったらナント! お客さんは二人。

じゃあと志向を変えまして、ちょっと良い価格帯のワイン大会。
開けたワインは3本。
そのなかでもやはり、アンティヤルのクイエンは光っていた。
最後に開けたのに、一番最初に空いていたのだった。
やはり、ただものではない!
お金があるのだったら、買えるだけ買うのは、やめてね。

お金があったら、あるときに頑張って買いたいぞ! のクイエンです。

いやあ、近頃は3千円もするのに、買いたいワインが増えて困るわ。
一日の食費を、千円以内に納める方法を考えよう。

アンティヤルはいつ飲もうかなあ・・・。
味わいの妄想が果てしなく拡がり、期待しすぎたら罰が当たるのか?旨すぎて涙がちょちょ切れるのか?・・・

2008/02/25(月) 父帰る
昨年、癌のために腎臓を片方失った父はピンピンしています。
でも腎臓がひとつになると、思っている以上に負荷がかかるようで、腎機能は正常値になかなかならないのだそう。
そういうわけで、再発予防のための抗ガン剤治療は一回で終わり。
本日退院のため、母と迎えに行ったら、さっそく酒の話ばかり。
医者が焼酎は蒸留酒だから、飲んでもかまわないと言ったとか・・・。
母子はすかさず、少量だったらね、でもアルコール依存症であることをもっと自覚しなさいと促す。
家に立ち寄ったらワインを見て、ワインは糖度が高いから糖尿病になるぞ、とか、途端に自己肯定ばかりしだすのだった。
私はあんたみたいに酔うための飲酒ではないからねと返す。
父の頭の中はきっと、日本全国酒飲み音頭が流れている。
酒が飲める、酒が飲める・・・。
やはり飲み死ぬのが本望なのだろう。

明日は高知駅周辺の鉄道高架事業がやっと、新駅スタートとなります。
苦節37年ですか・・・。
四国では初めての自動改札だそうで、土佐人もやっと都会に出かけた時の、自動改札が苦手、から開放されるのでしょうか?
そういえば空港でも一応は自動改札になっているけれど、係員がいちいちチケットを機械に通してくれるのだった。
JRでもしばらくはそうなるのだろうか?
鉄道脇で育ったわたしとしては、車輪がレールの継ぎ目を叩く音が好きでした。
ロングレールになったので、シャラシャラーっと新幹線のように駆け抜けていくのかな?なんて想像をしながらこのワイン。

2ブラザース カベルネ・ソーヴィニョン レセルバ 2005 2,800円

カベルネにしては珍しい、大樽で熟成したもの。
チリワインと言っても、このワイナリーはアメリカ市場向けに造っているから、シラーでも、カベルネも大柄なつくりになっている。
何年か熟成させたら、カリフォルニアのワインのようになるのかもね。
また50セント寄付したな、と思いながら・・・。

2008/02/16(土) ・・・には見えない
久しぶりに母と父の見舞いに。

癌患者とは思えないほど元気な父。
家にいるよりは入院させた方が健康的な暮らしぶりなのである。
たばこも酒も手の届かない場所では健康的なのは当然として、他の入院患者と比較して自慢ばかり母に話す。

家にいると途端にアル中に変貌する父だが、永久に入院しているわけじゃないし、どうしようか母上。

夜、母子は女子フィギュア・スケートで盛り上がりました。

2008/02/14(木) Vt
今年は初めて鼻血が出るほどの量をいただきました。

ありがとう。 女子達。


ドメーヌ・ド・シュヴァル・ブラン 2004 ボルドー 970円

シュヴァル・ブランはシュヴァル・ブランなんだけれど、サンテミリオンのものとは関係がありません。
ティラ・ヴィティスを売りにしている健康的なワイン。
でも味わいはお値段なり。

まあたまにはこういうものも飲まないとね。

2008/02/13(水) 天気予報の精度
最近の天気予報は衛星から送られてくる膨大なデータを元に予想することができます。
日本人は体感的にこの感じだったらこの後はこう変わるのかな?という予想ができた。
私も磯釣り経験から自然と天気を読むようになっている。
しかし一週間先のことを予想できるようになると誰がおもったであろうか。
先週から大寒気団が来ることを予報していたのが見事に大当たり!
当たっても迷惑な大寒気団が列島を覆い尽くす。
朝から凄い雪でどうなるのかと思ったら、さすが南国土佐です。
日中はチラホラと舞うくらいで済みました。
南国の雪は重くて真っ直ぐに落ちてくるのが普通なんだけれど、きょうは滞空時間が長い雪でした。
子供達は大喜び。歓喜を上げて舞い散る雪と戯れておりました。
そんな寒い夜にはこたつが欲しいね。
モンテスのピノです。

モンテス ピノ・ノワール 2007 チリ 1,575円

レイダ・ヴァレーで造ったアルファのピノは瞬殺。
初ヴィンテージ06は2,500ケースのみ。
日本にはそれでも数十ケース来たようですが、買えませんでした。
顧客の期待度がそれだけ高いということですね。
リミテッド・シリーズも4年目かな?
06はあっという間に売り切れておりました。
で、07となったわけですが、基本的に過去からの造りを踏襲しているから、ヴィンテージを読みとることが容易になっています。
他のチリピノでも感じたのは06は濃かったということ。
でも07は繊細さを表現できる年なのか?と思われる味わい。
もっと樹齢が伸びたらね のカサブランカ産です。

2008/02/12(火) 五臓六腑に染みわたるワイン
強力な寒気団が接近中!
昼ご飯は久しぶりに地元で名店の信州ソバを食べる。
この蕎麦屋のご主人はかなりの腕前ボウラー。
当然ボウリング話で盛り上がりました。
昨年末に解散したボウリング場運営会社の元社員達の再就職が決まり、嬉しい知らせが届き始めました。
新天地で頑張っているようですね。
夕方は西方から黒い雪雲と強風により、気温は急降下。
天気は予報通りに変わっていきます。
明日の朝が怖いなあと思いながら開けたワイン。

クイエン 2005 チリ  3,000円

アンティヤルというワイナリーはチリのエノロジストであるアルヴァロ・エスピノザ自家製であります。
まあガレージワインの規模だったんですね。
だったんですねには意味があって、ワイン自体はアンティヤルという銘柄が早くから高い評価を得て、チリのHPで紹介されていたからです。
生産量が今でも少ないとはとても思えなかったわけです。
このクイエンはシラー55%カベルネ・ソーヴィニョン35%カルメネール10%
エスピノザと言えば、アラス・デ・ピルケやオルガニコス・エミリアナの醸造担当として有名ですが、それぞれワイナリーに合ったワイン造りをしていたんだなあとこれを飲めば思う。
アンティヤルのワインは完全に趣味の範囲なんでしょう。
口に入れたらナント!ポムロルやブルゴーニュ北部の上等なワインを思い出すのです。
まるで自分の血を飲んでいるように、体と同化していくかの様なんですよ。
チリワインとしてはもの凄く個性的でありながら、赤ワインとしては価格以上の凄いワインを飲んでいる気になってしまいます。
ホント、五臓六腑に染みわたるかのようにスルスルと抵抗無く飲めてしまいます。
鉄分だなこれは・・・。

2008/02/10(日) 年末年始に会ってなかったから
今夜は久しぶりに一家団欒(父入院につき不参加)ということで、みんなでおでん大会。
近頃姪は食欲が落ちてきたらしい。
成長の段階か、心の病か判別不能。
ここへ来たらなんだかんだと甘えるのである。
しかしわたしも躾は厳しいよ。
PCで調べものするからといって貸すと直ぐにゲームし始め、肝心の調べものに行き着く頃はタイムアウト。
こんな姪達であるが可愛いことにかわりがないなあ。

おでんにはこんなピノも有りかと思います。

2008/02/04(月) メモリー
十日間も休まないと逆に連休が不安になったりするのは単なる気質でしょうか?
緊張感が緩むと返って疲れを感じたりするものです。
本当は休日にしかできない仕事(防災関係)があるのですが、ゆっくり休ませていただきました。
そろそろ休肝日を設けなきゃと思いながらも、昨日の飲みかけがあるので飲む飲む・・・。

メモリアス 2000 チリ 3,800円

エル・プリンシパルというワイナリーを開墾したのがナント!
元サンテミリオンのシャトー・パヴィのオーナーであるジャンポール・バレット氏であることはあまり知られていないと思う。
しかも99年に無くなっているのだった。
皮肉なことにシャトー・パヴィは受け継いだジェラール・ペルスがとんでもなく出世させた。
ちなみに私はバレット氏時代のパヴィは飲んだことがあります。
ペルス氏になってシャトー・パヴィの価格は急上昇し、手が届かなくなってしまいました。
話は戻りますが、まさかバレット氏がパヴィを売った資金でチリに開拓に行っているなんてことは知らなかったわけです。
しかも99にお亡くなりになっているとは、ですね。
バレット氏の奮闘を称えるワインがこのメモリアスだそうです。
カベルネ・ソーヴィニョン70%カルメネール30%をオークで16ヶ月熟成。
今回、一緒に開けたモンテス・アルファ2000とあわせ、00ってどんなヴィンテージだったかな?なんて思い出していました。
カベルネらしい特徴はモンテスのほうが強く、メモリアスはもっとしみじみ飲むような、例えば演歌を聴きながら飲むワインですね。
ワインにまつわるストーリーを知ると、どうしてもそうなっちゃいます。
00のカベルネってタンニンが硬いってイメージだったんですよね。
6年経って熟成したものを飲み、当時の平均的なチリカベの味わいを思い出しました。

2008/02/03(日) 東京で大雪
今シーズンは南国土佐では雪が降らないね。
昨シーズンは大雪の日があったんだけど、できたら構造的に雪に弱い街で降雪はない方が良いです。
東京でも事故が多発するくらいですからね。
ヒートアイランド現象で都心部の地熱は高いでしょうけれど、一歩郊外の宅地へ出ると凍結面が長い時間残っています。
慣れていると思っているほど油断して転倒や交通事故を起こすんですよね。

農薬混入餃子事件は混迷を究めてきましたね。
専門家が無くなると困るって中国産冷凍食品の肩を持っていましたが、わたしは食べてないので何の影響もありません。
やっぱり日本人は米食べましょう。
食糧自給率を上げる政策はどこがやるのかなあ・・・。
今夜は色々考えすぎて脳が疲れ気味。

モンテス・アルファ シラー 2005 1,980円 チリ

元気出したい時に飲む天使のラベル。
いただいた情報ではモンテスもシラーには土の香りを活かしているというものですが、やはり果実味や樽香を邪魔しないバランスが取れているというのが前提なんでしょう。
ローヌ系のスパイシーなシラーではないです。 
優しい味わいです。 ホッとするんですよね。
フォリーはまた違う表情をもっているので、単純にこの味わいの延長にあると思って飲むとびっくりしますよ。

2008/02/01(金) 10日間頑張ったので
10日間も通しで働いたのは何年ぶりだろうね。
といっても明日も実は仕事関係の会合がある。
最近は厳しい寒さと言うほどでもないけれど、冬らしい寒さが続くので、温暖化なんて言葉はすっ飛ぶほど。
実は地球上では温暖化しているところと寒くなっているところがあるそう。
例えば南半球は南極大陸の氷河が減っていると大騒ぎなんだけれど、北半球は北極の氷が溶けて・・・なんて話題がない。
なんて言ってるけど永久凍土が溶けてマンモスが出るわ出るわですね。
日本の海面が上昇するとしたら、近い北極海の影響が強いと感じるこの頃です。
ツバルは赤道より南だったかな?
実は幻のアトランティスみたいに消えゆく文明のひとつかもしれない。
そう思うと人為的というよりも地球の息吹の中で起こる事象のひとつと考えることもできる。
本当に海面が上昇しているのか?プレートが沈んでいるのか?
今後はGPSなどで結果が分かるから凄いね。

そういえばサルコジさん。
政治よりも女性問題で話題をリードしてます。 いいのかな?
ユーロ高もちょっと落ち着いてきたから日本にワインを売り込むのは今ですよ!

今夜は頑張った自分にご褒美ワイン

マンソ・デ・ヴェラスコ 2004 チリ 3,780円

ご存じトーレス・チリのもの。
樹齢100年以上のカベルネ・ソーヴィニョン100%のワイン。
他にサンタ・カロリーナのレセルバ・デ・ファミリアも同じコンセプトでありますが、品質は明らかにこっちが上。
03と比べると熟成が早くてデカンタしたら美味しく飲めます。
毎年冬場は贅沢してます。
生活がじり貧になってもワイン買っちゃうのは病気だからかも・・・。


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