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2007/02/11(日)
新しいうねり
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誘われて冬のビアホールへ行って来ました。 するとナント! 幼なじみの双子姉妹に再会。 しかも二人揃ってというのは子供の頃以来ですね。 子供の頃の記憶が蘇ってまいりました。 楽しい夜です。
さて、チリワインには新しい波が起きています。 それは、ヴァラエタル(単一品種傾向)からの脱却ですね。 そのひとつ、ヴィニャ・カリテラはエラスリス&モンダヴィでしたが、モンダヴィ社との提携が切れて ヴィニャ・エラスリスの傘下になりました。 そこでエラスリス社が行ったことは、プレミアム・ワインを独立させたことです。 ヴィネド・チャドウィックとセーニャ&アルボレダは独立したワイナリーと醸造設備になってます。 カサ・ラポストルのクロ・アパルタも今は独立していますね。 畑と醸造設備を近づけて、より良いワインを造ろうとするものでしょう。 カリテラの話に戻ります。 レセルヴァはヴァラエタルからモデルチェンジしたもので、コルチャガ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニョン85%、サンジョベーゼ8%、シラー7%をアメリカン&フレンチ・オークで10ヶ月熟成とあります。 注目はカベルネ・ソーヴィニョンにサンジョベーゼやシラーをブレンドする新しいスタイルに挑戦していることでしょう。 おそらく醸造責任者も替わっていると思われます。 それによって味わいは前年とは全く別次元のものになっています。 これだけ手間暇かけて100円程度の値上げで抑えているのはすごいですね。 ちなみに従来のレセルヴァはトリビュートになり、マルベックやシラーなど、ラベルの品種をメインにブレンドするタイプに変わっています。 他のワイナリーでもブレンドタイプのものが増えていますね。 ここ1〜3年はチリワインの大きな変革時期にあるのかもしれません。 プレミアムなピノ・ノワールの生産者も増えてきたことで注目です。
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