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2006/05/26(金)
憧れのボルドーのひとつ
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ボルドーのセカンドワインとは? 通常はワイナリーの2番目にランクされているワインです。 最近は殆どが専用に造られていて、シャトーものとは違うものなのですが、さも同じ様な味わいがあると嘯(うそぶ)いて、高額で売られるものが増えました。 例えば00の話でラフィットは5万円もするのにカリュアドは6千円で同じ様な味わいは有りえません。 味わえるのは雰囲気だけです。 でも中には本当にバレル・テイスティングで落とされた、いわゆる樽落ちのものをそのまま瓶詰めしてセカンドワインにしているような生産者もあります。 ボルドーで言えば、2級以下の作り手の数軒くらいかな。 その中でも近年、向上が顕著に見えたのがマルゴーの2級、シャトー・ブラーヌ・カントナックのセカンドワインであるバロン・ド・ブラーヌです。98くらいから急に良くなったと思ったら、3番目のACマルゴーを生産しだしたからです。 フランスのワイン法ではワイナリーの3番目にランクされるワインにはシャトー名を冠することが出来ないことになっています。 さて、3番目のワインを造ることによって品質が向上したバロン・ド・ブラーヌは01より突然値段が上がり、手がでないセカンドワインになってしまいました。 近いうちにブラーヌ・カントナックを飲みますが、違いを確かめて見たいと思います。 ちなみに、シャトー・ラフィット98とカリュアド98では、やはりお値段の差がハッキリするほど全くの別物でした。 ここは畑も醸造法も別ですからね。 今夜は憧れていたシャトー・ソシアド・マレ 2002 4,620円 オーメドックACで人気の高いブルジョワ級です。 セカンドのラ・ドモワゼルは2千円程度で買えたので、98,99,01,03と飲んできました。00は高かったのか、市場の流通量が少なかったのかで買っていません。 初めて飲むシャトー・ソシアド・マレは02まだ青臭いかなと思ったら、セカンドワインとは違い、驚くほど洗練され、また繊細で奥の深い味わいでした。タンニンも甘く、丸くトゲトゲしさがありません。 このワインの人気の程が伺えました。
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