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2006/02/09(木)
またまた寒いですねえ
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今朝は車や屋根にうっすらと雪が積もっていました。
友人のイタリアン・シェフが探していたトゥールーズ=ロートレックさんの料理絵本を探しにネットや本屋やと色々と手を使い果たしたけれど、見つかりませんでした。 絶版書であったのと、出版社が解散していたことが理由です。 結局シェフは中古の美品をお高く買ったらしい。 ところでなぜそんなに彼がその本に惹かれたのだろうと思ってトゥールーズ=ロートレック アンリ・ドを図書館や古書店で探してみたのです。 ちなみにトゥールーズ=ロートレックは長いけど名字です。 そして、西暦1890あたりに大活躍した後期印象派のフランス人画家なんですねえ。 しかも!大貴族にお生まれした人ですから、豊富な財力で遊びも多彩だったとか。 しかし彼には足に発育不全の障害を持っていて、それが大きなコンプレックスとなっていたらしい。
もともと、変わり者で有名であり、社会的な制約に一切縛られず、乗馬や狩猟といった現実離れしたものにしか興味を持たなかった。スコットランドタータンの肩掛けをまとい、バレエのチュチュを付けて昼食の席に現れるなど、奇妙な服装をして人々を驚かすのが好きだったと伝えられているという逸話も。 日本の浮世絵に感銘を受け、その後のポスター作品に活かされている。しかし男性の足をあまり描いていないのは障害へのコンプレックスなのだろうか? その彼は料理が趣味で、数々の家庭料理などの絵とレシピを残した。亡くなった後、彼の親友だったジョワイヤン氏がそれをまとめて美食の饗宴という本を出した。 その日本語版がロートレックの料理法なんですねえ。
私はワイン飲みだから、音的にどうしてもディヴァン・ジャポネ(日本の長椅子)という作品が気になりました。 この絵には畏敬の念とブラックジョーク的な皮肉も込められています。 なにか感じるでしょ?
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