日々わいん
日常の出来事とワインの記憶 ノムリエ日記
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2006/01/15(日) P社のお土産は
同僚が倒れ、入院、手術。
大事な片割れを失った私は、これから職場で四苦八苦しながら奮闘することでしょう。
今までやらなくても良かった仕事も増えるわけですから、大変は大変でしょうけれど、良い意味で充実させたいですねえ。
恒例の神戸への旅は断念したけれど、それは啓示として受け取って頑張ろうと思います。
昨年もワイン会の翌日に高熱でダウンということもありました。
あさってで、阪神淡路大震災から11年ですね。
都市の復興は人々の心や交流を寸断し、心の行き場を失ったような人々の凶悪犯罪やお年寄りの孤独死を増加させました。
新しい箱ものが出来上がっても、人同士の交流や輪が無ければ正しく機能しません。

さてさて、今夜は休みの前夜ということで、プチワイン会です。
久しぶりにYちゃんを呼ぶことが出来ました。
ネタはもちろんP社の社員をいじることにあったわけ。
我が家に訪問するP社の社員はこれで4人目か5人目。ワイン売って生計を立てるのも甘くないってことですね。
さて、そのTさんはおみやにシャトー・カノンとクラレンドン・ヒルズ・カベルネソーヴィニヨンを持ってきました。
私はYちゃんの起業祝いと自分の誕生日に飲み損ねた泡でおもてなし。

ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン ロゼ・レゼルヴ 1985 シャンパーニュAC 13,000円
シャトー・カノン 2001 ボルドー(サンテミリオン・グランクリュAC)第一特別級 おみや
クラレンドン・ヒルズ ヒッキンボッサム カベルネ・ソーヴィニョン オーストラリア(クラレンドンDAC) おみや
シャトー・オー・ブリオン 1994 ボルドー(ペサック・レオニャンAC)メドック1級、グラーヴ特別級 14,600円
プルミエ・ヴァンダンジュ ジロラット 2001 ボルドーAC 9,000円

こんな豪華なワインを3人で飲むという至福の一時を楽しませていただきました。
私にとってもメドック1級はやっと4シャトー目です。
これで飲んでないのはシャトー・マルゴーだけですね。しかも、2本以上飲んだ銘柄もシャトー・ムートン・ロッチルドだけというのは比較的量産されているメドック1級にしては、とても有り難く大切に飲まさせていただいているから、作り手としても本望だろうと勝手に思います。
そして、おみやのシャトー・カノンはサンテミリオンにある第一特別級13シャトーのひとつ。いくらサンテミリオン好きだといっても、第一特別級は絶好調を向かえるまえのパヴィを買ったくらいなんですね。
だから意外に銘柄でボルドー買ってないってわかるでしょ。
あれ飲みたい、これも飲みたいなんて考えると、果てしがないワイン好きの欲望ですよ!
さて、3年越しでやっとオー・ブリオンを開けることができました。たまたま時間が経ったのが良かったのか、絶好調に熟成感が出てました。4番目に開けたのにウマウマくぴくぴであっという間に完飲。う〜む。確かにあっちゃんの感想にあるような独特の獣臭とオーク香を感じるワインです。お隣の畑は同じオーナーのラ・ミッション・オー・ブリオンです。私の好みはラ・ミッションですね。
他のメドックのものとは違うオーラをまた感じることができました。
シャトー・カノンは今まで飲んだことのある第一特別級のものとは違う感じで、過度な凝縮もなく、ふっくらエレガント。他の真っ黒メルローのような評価は受けていないシャトーでありますが、さすがに第一特別級の風格は備わっています。
さて、今年のサンテミリオン地区格付け見直しは新興勢力を認めるのか?私はそこに興味を持っています。
そしてそしてクリコちゃんのロゼ このヴィンテージロゼは完品となったものを瓶内熟成したものです。いつ頃澱引き(デコルジュマン)されたものか解りませんけれど、相当古いと思われます。
殆どもう、シャンパンというよりは微発泡ロゼの古酒って感じなのです。色合いも茶がかった枯れたものでした。こういうタイプのシャンパーニュも有りだとは思います。でもそこそこワインを飲んで知っていないと理解できない泡かもしれないですね。
一番お金と手間暇をかけて造られたACボルドーのジロラットは青臭さが取れていました。まるで高貴なサンテミリオンを思い起こすような味わいに大変身!これは意外な大変化でございます。
そういえば、このあとのヴィンテージは出ていませんね。02はメルローの出来も悪かったので造らなかったのかもね。
なんだか長い日記になりました。 そのくらい長い夜でもありました。次の日曜日を楽しみに、また仕事に励みましょう。


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