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2005/09/07(水)
台風
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今更ながら、旬の本 台風 日本気象協会の渡辺氏が分かりやすく丁寧な解説や、気象報道の舞台裏をまとめているもの。 http://spn03704.co.hontsuna.com/
3日間で一年分の降雨量を記録した宮崎県のある住民が、水害対策として、こんなこと(洪水)にならないようにお願いしますというお願いをしていたのには驚きでした。 そんなのは無理ですと分かり切ったことを安易に考えられる日本人の想像力って何? 自然の猛威には勝てるわけがないって判らないのかなあ。 野生動物なら安全で住みやすい土地へ移住するものだが、人間は我が儘すぎる。 今回は停電の被害も大きかった。 その停電地区へ向かって、お詫びのTVCMを流す電力会社。 だから、停電でテレビも見てないのに、もう少しお待ち下さいって言ってもねえ。普通は停電地区へ車で行ってマイクで呼びかけるとか、それしかないでしょう。 あの強い風雨の中、下らないDMを一軒一軒配達した郵便局員にも敬意を表したいねえ。 郵便局を完全民営化しても、今の郵便ネットワークを守るなんて嘯く(うそぶく)候補者。 国鉄が民営化して、有人駅が減り、赤字線は廃線。地方の住民に対して極端なサービス低下を起こしたことをみたら一目瞭然。 乗降客の多い新幹線岡山駅でも自動化は進み、駅員は減った。 電信電話公社の場合はNTTになり、相談窓口をどんどん無くした。電話で相談したら、延々とたらい回し!(本当にあった) 郵便局は大丈夫なんて保証はどこにもない。 それでも郵便事業を利用してないからいいって・・・無駄なDMを被災地へ届けるのも郵便事業だからじゃない? 確かに、過去には郵便物を途中で捨ててきていた局員もいる。 懸賞品の窃盗を繰り返す宅配業者も問題だが、安易に考えるべきではないと思う。 そういえば選挙戦、昔は野党が改革と言っていた。 今は自民党が改革で、野党が保守派のような変なイメージ戦略を始めたのです。 政官の癒着を絶たず、特殊法人や天下りの問題も解決無し。 官僚の天下り先が減ったら、ゴマすって選挙にどんどん出馬させたり、人事院を政治利用して官僚の給料を上げよなんてことをやっている自民党が改革だなんて、よく言うよ。 それで国家公務員を減らしますからって、人件費は減らんのかい! 支持率もそういう政治の裏舞台に基づいたものではないってことも知るべきですね。 郵政民営化には橋本氏がやったような省庁再編ほどのパワーを感じない。 小さな政府、大きな官僚政治に向けて、日本はこのまま進むのだろうか? 政治家の役目はどんどん減りそうです。 まあ、自分で決めて一票を投じた政党&候補者には、今後文句を言わないことですね。 私の関心事の一番は、やはり年金の財源問題です。 そして財源が無いと言いながら、国民の了解を得ずにどんどん海外へばらまくお金ですかな。 九州の被災地復興は、住民の力だけでは無理。 義援金だけではなく、こういうときにこそ、政府の力を発揮してもらいたいですね。
本当に、台風お見舞い申し上げます。
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