日々わいん
日常の出来事とワインの記憶 ノムリエ日記
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2005/07/27(水) 酒としてのワイン
台風一過で空気は乾燥し、やっと梅雨明けのような気候になってきました。
朝の通勤は自転車で15分、汗の出方にも変化を感じます。
しかし日中は変わらず暑い日々が続きますねえ。
不幸のお知らせも多く感じるこの頃です。

さて、私と酒のおつき合い。
それは20歳になり、東京でサラリーマンとして初めて大人社会と接したときから始まりました。
もちろん先輩とのおつき合いからです。
今でも新橋サラリーマンの気持ちはちょっとだけわかるような気持ち。
私にとって酒とは楽しむもの、正に飲みニケーション。
大酒飲みでアル依存の父を見て育ってきた私は、酒に飲まれ、酔うに任せて暴れる父は大嫌いでした。
シラフ時とは大違いのお父さん。酔った父は私が何か悪さをする度に「一緒に死のう」と私を捕まえて包丁を握ったものでした。
祖父は押入から脇差しを出して「殺す」! その脇差しが本物であったことを確認したのは祖父が死んで数年後。
きちんと銃刀法所持の許可書付きというものです。
それが私に対しての躾。

でも私の脳裏に残っているのは恐怖の二文字だけでした。
こんな家出てやる! 本気の家出は15歳の時に一度。
8日くらいの旅でした。
本当の人の優しさって何だろう? 親心って何だろう?
劣等感だらけの私は何を目標にするのか、どんな大人になるのか想像もつかなかった。 ただ朦朧としていた、いや、妄想に耽っていたというほうが正しいかも知れない。
そんな自分が今、やっと大人の私を見られる様になってきたと思う。
人に優しさを分けるのは態度だけではない。 ちょっとした一言だって、気持ちを込めたら感じてくれる時だってある。
世の中ホントに世知辛い、何かあると直ぐ他人のせいにして怒る人を見かける。
ゆとりのない暮らしは人の心を蝕んでいくものだ。
「ちょっと、今夜どう?」「付き合えよ」そうやって人生の先輩と酒に付き合ったことは何度もある。
心の寂しさを解消するためだけではない。本気で後輩を心配してくれる優しさもあり、厳しさや苦境を乗り越えるアイデアの伝授であり、楽しいお酒だった。
期待に応えることはできなかったけれど、今でもその時の思いでははっきりしているし、北海道の熊(先輩のニックネーム)は元気かなあ?なんて思い出したりする。
私は自棄酒が出来ない。 酒に飲まれることができない。
嫌だ嫌だとは言いながらも、親子は似るものだなんて、他人を見て想ったことは何度もあるのに、なぜか私は・・・。
若い頃に失恋して、今夜は思い切り飲んで憂さ晴らしだ!
夜の街に出かけたのに結局飲まずに帰ったこともある。
昨夜もワインをどれだけ飲み尽くせるのか、耐久だ!
早い時間から腰を据えたけど2本目の1杯で敢えなくゴロン・・・だった。しかも最後までワインを嗜むという範疇から外れることはなかった。
やっぱり、私は酒には飲まれないのか・・・。
父のように酔えば酔うほどに、みたいな酔拳は身に付かないですね。

酒のせいで・・・ このフレーズに善い意味は含まれない。

酒に酔って善いことをする人が多かったら、世の中楽しいだろうね。
酔ったら無性に街を綺麗にしたくなるんだよねえ、公園に行くとどうしても掃除をしたくなるんだよ。

こんな人いませんか?

やっぱりワインライフも楽しくなくっちゃ!


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