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2005/07/24(日)
一瞬で消えた夕立
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お湿り程度もなかったけれど、久しぶりの雨。 台風接近による風の影響で気温は31度程度に収まりました。 この数日からで30度くらいに下がりますと、涼しいなあって感じてしまいました。 で、家に帰ると26度定温なので寒い寒い・・・。 ワインのために我慢してます。
ツバメも今年は無事に巣立っていきました。 親は雛が飛べるようになると、直ぐにエサの取り方や、巣の作り方を教えています。 あとは1日に300キロも移動する渡りに備えて体力作りですね。 1ペアが8羽育てても、渡りで何羽かは脱落してしまいます。 まだ早い話ですが、来年も無事に帰ってきてください。
今日は本屋で気になる本を1冊を奮発して買いました。 ワインの女王の改訂新版です。 著者は有名な山本博氏です。 弁護士でワインマニアになり、業界人へ、そういうプロセスはパーカー氏の二枚煎じに感じる私ではあります。 やはり弁護士みたいな語り部は蘊蓄の世界に陥りやすいのでしょう。 それはともかく、日本人から見たボルドー・ワインの世界観を知るのは勉強になります。 やはりブルゴーニュほどオタクな世界ではないボルドーはフランスワインを語る上で基本中の基本。 ニューワールドからの強いプレッシャーを受けながら進化してきた最近の情報を得ることができます。 設備投資するのはもっと良いワインを造りたいが為。 安くても良いものを造ろうと言う姿勢は、尻に火がついたためではありますが、頑張って文化の発展をさせてくださいね。 フランスは先進国家です。けれど農業王国であることも忘れてはダメです。特に葡萄栽培はね。
今夜はボルドーで307年の伝統。
シャトー・マレスコ・サンテグジュペリ 1997 ボルドー(マルゴーAC)メドック3級 3,990円
これ、ハッキリ言ってワインには期待していない97ヴィンテージなんですけれど、300周年記念ラベルを見たいが為に買ってしまいました。 ミーハーみたいですね。 そしてなんで今夜は豪華なワインなのか?それはですねえ・・・ 童話、星の王子様に関する出版物が増えて気になっていたからなんです。著作権が切れたことによって、より原作に忠実な新訳本が数冊出ています。それは本来大人向けだったのかなあと思わせる内容ですね。 作者アントワーヌ・ド・サンテグジュペリの祖先が一時所有していたシャトーとして有名です。 でもサンテグジュペリ家は1853にシャトーを売ってしまいました。メドック格付け3級をいただく2年前のことです。 売り手の都合で伝説化されたシャトー・マレスコ・サンテグジュペリですが、随分と長い間低迷していたようです。 今のオーナーになってからようやく立て直され、3級の実力に恥じない品質に戻ったとあります。 私はあまり良い思いのない97のボルドーとしては頑張っていると思います。凄く美味しいとは正直感じませんでしたけれど、薄っぺらい物でも無くて、マルゴー独特の樽香から入り、複雑な雑草の匂いを残しながら消えていく味わいでした。
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