|
2005/03/05(土)
コルクの問題?
|
|
|
コルキィ(英)ブショネ(仏)コルクにまつわる悪い事象です。 研究者によりますと、コルクを殺菌するときに使用する塩素や、コルクそのものに由来する菌によって引き起こされる香りが原因で、ワインその物の香りが汚されれたことを表しているようです。 つまり、ワインにはワイン以外の香りが侵入してはいけないということが基本にあるのですねえ。 でもそれは、それほど不快ではないものから、このワインは飲めないと思うほど不快なものまで様々です。 しかしそれは、すべて良いワインを造ろうとと思ってしたことの結果であり、その結果がでたら不運としか言えないことでもあるでしょう。 今夜のワインもまた然りなのです。 BIN3 メルロー、カルメネーレ、カベルネ・ソーヴィニョン 2003 チリ コンチャ・イ・トロ社がTRIOとして販売していたもののモデルチェンジです。 日本ではCYTとして最初は売られていました。当時はヴァラエタルワインでしたが、TRIOとなりブレンドワインになってからは輸入されていませんでした。 このワインはメルロー70%カルメネール15%カベルネ・ソーヴィニョン15%のブレンドです。 オーク樽で1年熟成されているということで、ボルドーのメルローがメインの地区のワインに似ているのかなあという思いはハズレでした。 それにしてもこの浸含する人造コルクはどうも受け入れられません。 このワインに関しては塩化ビニル臭の影響は僅かでしたが、どうしても気になりました。 もったいないことです。 1,580円は傘下であるコノ・スルのヴィジョンシリーズとほぼ同じ価格であるのですが、チリではBIN3はヴィジョンの半額くらいなんですね! ワインの価値なんて、飲んだ人が直接感じるものだとは判りますが、このワインに関しては、疑問符しか浮かんでこない。 やはり天然コルクで再出発してもらいたいなあと思う銘柄でした。 なんだか悪酔いしちゃったね。
|
|
|
|