日々わいん
日常の出来事とワインの記憶 ノムリエ日記
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2005/11/14(月) ばっさ〜い
んんっ・・・久しぶりに父の郷里へ柿を取りに行きますと、柿の木や杉や、その他諸々の木々が随分とはびこっていまして、前の道路に覆い被さっています。
っということで、柿を取った後は伐採作業となったわけです。
これがもう、ノコギリでは無くて、伐採用のハサミしかないものだから大変な作業でございました。
わざわざ田舎まで大胸筋を鍛えに行ったような感じです。
さて、数年前にはよく行った蕎麦屋さんで昼食。
京都府出身の夫婦で切り盛りする繁盛店です。まだまだお元気そうで、安心しました。ここは蕎麦よりもどんぶりものが得意だったりします。
それから格安チリワインを求めて、ある量販店へ。
むむ、売り切れです。経済の非常時には有り難いあの税込400円未満のワイン。・・・残念! いや、これからはちっくしょーの流行る時代到来か?

さて、今夜はスペインのアルティガ 2003 1,160円
D.Oはカンポ・デ・ボルハというところで、有名なリオハから少し南東側にある生産地です。
ガルナチャはフランスではグルナッシュ。
地中海沿岸地方にはよく植わっている品種ですね。
スペインで単一品種のワインといいますと、テンプラニーリョ種のほうが有名です。で、これは南仏産のものよりは酸が活き活きしてまして、ただのフルーティーワインになりがちな品種を引き締めている感じですね。タンニンは強くないからワイン単体でも飲めます。

2005/11/13(日) 一足先に
昨日から新酒を飲みました。
イタリアのノヴェッロ(新酒)です。
マルケ州のものを2種類、私はネグロアマーロ種のワインがお気に入りです。
今週はボジョレも木曜日解禁ですね。
私的不買運動を続けているボジョレなのですが、解禁パーティーには頻りに勧誘され、ついに堕ちた私です。
平日は職業的に楽しめないのでイヤなのです。
でもまあ、無理しておつき合い重視でも良いことあるかなあ?ですね。 第一に、ワインが旨いことですね!
まあ、2本買うお値段で8種類飲めるという誘惑に負けたというか、なんというか・・・です。

今夜はスペインの・・・なんだ・・・う〜ん アルティガ。
ガルナチャ(グルナッシュ)のワインです。
味わいについては次回ですね。

2005/11/11(金) 雨ですねえ
いつの間にか水不足に陥っていた高知です。
近頃はぽかぽかと寒い日が入れ替わり立ち替わりのような繰り返し。風邪を惹いた子供も多いですね。
仕事回りで小学校へ行きますと、どこも秋の音楽会の準備をしています。
演奏や合唱の練習をしているのを聞きますと、やはり生演奏や子供の歌声は和むなあといい気分になります。
明日は晴れるかなあ。
いくら水不足とは言え、冷たい雨はカラダに応えます。

今夜はヴィニャ・マイポ チリ 780円

ビーフシチューのお肉無しを仕込んだのですが、いつものようにワインを継ぎ足すことが無いのは、貧乏性?

2005/11/10(木) 久しぶりに二人で
匂わせぶりのタイトルですねえ。
でも、相手は元同僚の先輩です。
子供の塾への送り迎えが親としての使命事項なので、丁度ワイン倶楽部の日は来られないということですから、平日にプチワイン倶楽部です。
元の職場も管理職交代によって、様々な出来事が起きているようであります。
というような話を盛りだくさん聴きながらの飲食です。
しかし私もまあ、これだけの会話を長時間も聴くことができるようになるなんて、大したものだなあと自画自賛しました。
けれども、一緒に暮らしを共にしていないから聴けるのだと思いました。
して、お出ししたワインは。

シャトー・フォントニル 2003 ボルドー(フロンサックAC) 3,480円
マランジェ1erクリュ クロ・ド・ロワイエ 2000 ブルゴーニュ(マランジェ1erクリュAC)3,400円

二度目の03フォントニルはやっぱり美味しい! 私は02の出来に少々がっかりだったので、やはりこれはお値打ちなのです。
しかし、同じ畑から誕生したワインの出来が気候によってや仕込み方の影響で味わいや値段の違いが出るというのは勉強になりますよ。
こういうワインを01〜03まで垂直してみるのもありですね!
Mさんにも気に入っていただけました。
次に出すワインに少々悩みました。
私もブルゴーニュでは痛い目に遭うばかりでしたが、最近見つけました。まあ、これならと言えるワイン。
ドメーヌ・ヴァンサン・ジラルダンのワインです。
マランジェというところは、それほど名醸地としては、ブル通も見ていないところでしょう。
しかしこのピノ・ノワールの平均樹齢は70年以上のヴィエイユ・ヴィーニュということと、優れた醸造技術によって、この価格帯としては突出した味わいをしています。
ブルゴーニュの格付けは畑に対するものなので、例え特級畑のものであっても、製品としてはメドックや、サンテミリオンの1級よりも信用できませんし、価格も本当にバラバラです。
ブルゴーニュマニアも結局は畑よりも醸造家に投資するのです。
まあ、他でもありますけれど、ブルゴーニュだけは顕著ですね。
で・・・不安はありましたけれど、ジラルダンのクロ・ド・ロワイエはまたしても期待に添ってくれました。
もう大満足な夜です。

2005/11/08(火) ドキドキ
昨日、今日はぽかぽか天気。
珍しく23〜24度の日中でした。
午後ひと仕事して、くつろいでいますと突如、とある銀行からお電話が。
ん? 未払いの催促? 頭ん中グルグルなってます。
すると、新しい商品が出ましたから、お金を借りませんか?
ん? 催促は催促なんだけど、借りてくださいの催促なのです。
近頃は官報を見ても中小事業所の破産許可とか、とても多いのです。
しかし銀行も借り手がなければお金が回らないし、利益を上げることができないわけです。
すると、そこそこリスクを感じていても、事業者より個人へ行ったほうが、借り倒れされても金額は小さいということでしょうか?
とにかく借り手探しに躍起なのでしょう。
でもねえ、給料は下がっていくのに金利の低いものに借り換えだったらわかるけれど、新たに借りるのはできませんよねえ。
銀行業界もそんなこんなで、まだまだ再編は続くのかもしれません。
ちなみに、職場まで私を追って電話してくるのは、銀行とワイン屋くらいです。
一度は対決してみたい相手は、振り込め詐欺師。
回答を用意されていると感じる相手には、かかってこないようですね。

今夜は休肝日。

2005/11/07(月) 命って
人は望んで産まれたわけではないし、望んで死をむかえるわけでもないという言葉がある。
しかし、従弟や本田さんのように生きたくても生き続けることができなかった若い命もある。
カラダに障害があって、満足に腕や足を動かせない人。
言語障害や視聴覚障害がある人。
精神障害のある人。
病人と同じように世間から日の当たらない人々は少なからずいる。
でもけっして生きているだけの人はいない。非生産性でもない。
何か社会活動(自立支援という形で)を行っている。
コンビニの駐車場でパンを囓りながらダラダラ過ごしている若者よりは、余程人間的な生き方をしている。
そして、時に光るものを見せる。
脳には完全な部分と不完全な部分がある。
精神障害者には不完全な部分が障害として表れ、それが表に突出していても、何かのきっかけで、時に光を放つのである。
その感動はきっと注意して、見て、感じないと判らないレベルでしょう。
でもそれは馬鹿と天才は紙一重ということわざ以上のものを感じる。
とても活字で表せるものではないのです。
だから、人の可能性をもっと信じましょう。
例え大切な人が大病に倒れようと。

医療の使命とは、患者に元のような生活を取り戻させること。
医療機関の言葉です。

さて、久しぶりのテラノブルです。
ラベルは大きく変化しましたねえ。なんだかカリフォルニアっぽいです。 790円
甘い果実味と酸の伸びがよろしゅうございます。 (朝子様調)

2005/11/06(日) 追悼
ああ、雨降る日に本田美奈子の死去であります。
デビュー当時は中森明菜のかぶり?とも言えるキャラクターだった彼女。
でもミュージカル女優として、確固たる地位を築いてきました。
そんな彼女も37歳にして急性骨髄性白血病になりました。
私はニュースを知ってから、骨髄バンクの力を信じていたのです。
しかし、彼女の希望も虚しく、今日、神様は命を奪ってしまいました。
私の従弟は同じ病気で24年という短い命でした。
有名人だから助かるなんて邪心や希望は、夏目雅子以来のことで消えたかもしれません。
本人としては受け入れがたい事実でしょう。
命に価値の比較はできないですが、代わってやりたいと思った人々は多かったことと思います。

今夜は追悼のため、家族のために造られたワインです。
でも画像は自粛ですね。

今夜は深い夜霧に街は包まれています。

2005/11/04(金) 生活の糧
お金を回すには働いて給料をもらい、使うこと。
単純なことですね、これが経済です。
私は何度も給料は減る、生活や老後のために必要なお金は増えると日記でぼやいてきました。
しかし現実に月平均2万円も急に減ると、対応に苦慮するわけです。
しかも、もう一つ重要なことは、医療費の個人負担金の増加です。
サラリーマンの一時負担金は1割でした。
それがここ数年でトントン拍子に上がり、いつの間にか3割負担に。
私のようなアレルギーという慢性体質だと、本来なら年中病院へ通わなくてはなりません。
もう、ずっと鼻炎や耳炎や皮膚炎やと、考えてみたら子供の頃からです。 それで過去に支払ってきた医療費総額って・・・考えるのは怖ろしいので止めましょう。
実は最近も医療費負担増に苦しんでいたため、病院へ行くのを我慢してきました。
しかし、どうにもこうにも仕事に支障をきたすようになったので、新たに職場の近くに出来たアレルギー科へお世話になっています。
これがですねえ、1ヶ月で一時負担金は軽く1万円を超えてしまいます。
今や一ヶ月1万円で食費をやりくりなんて時に、これは辛い。
また続けていく気力は衰えるかも知れません。
実際に借金してでも病院へという気持ちはないですね。
最近、職場を退職した女性に2,300円のステーキバイキングのチケットがあるので行ってきたら?と薦めました。
すると2,300円は高いと仰ったわけです。
以前、レストランで働いている21歳の子に3,000円は高い(贅沢)と聞いたことがありました。
若者は就職問題や低賃金に悩まされているし、今の若い女性がそんな慎ましやかな感覚を持っていたって、それを満たせる若い男性も少ないのです。
お金が無くても心を豊かに満たす方法を、経済低迷で苦しんでいる大人が若者達に、どうやって伝えたり、教えたりするの?
だって、今犯罪や自殺率の一番高い年代は40代、50代だそうですから。
そんな投げやり世代とも言える大人達が政治をするようになって、世の中が良くなりそうと思うわけがない。
大蔵君なんて、時代が呼んだヒーローになるのか、ただの馬鹿で終わるのか?ですが、昔も荒れた時代には20代の国会議員は何人も誕生していたから、頑張ってね!
もちろん、女性議員にもそこにいただけではなくて、結果を出していただきたいです。
そう言えば新内閣は女性閣僚は減りましたねえ。
男女共同参画社会への実現は遠そうです。
一方で、ちゃっかり猪口さんを・・・ねえ。

今夜はヴィニャ・マイポ 03 カベルネ・ソーヴィニョン チリ
780円のワインでも慎ましやかなと言えるのかなって考えてしまう夜です。

2005/11/03(木) 文化の日
みなさん、何か文化的なものに触れましたか?
文化というものを辞書で調べると、文明になるものを中心に沢山出てきます。
ワイン造りも伝統文化ですね。
でもワインを造ることの本来の意味から、日常的に食卓へ並ぶ物へと随分変化してきました。
もちろん、醸造方は技術進歩とともに変化してきました。

ランシュ・バージュ01を昨夜に続いて飲んでます。
ボルドーの歴史、伝統は常に進化してきたものです。
ワインのシャトー元詰めから始まり、AOCの規定によって、ニセモノ防止と品質の信用を維持してきたのです。
しかし、市場は冷え込む一方です。
今夜のランシュ・バージュのように、若いボルドーは二日目も元気ですね。
より香りも開いてきて、樽香と果実味は目立つようになりました。
最近は二日、三日に分けて飲むことも減りまして、こういう楽しみ方を忘れていたなあと思い出しました。

セラーに隙間が出来るほどの金縮に耐えています。
ここ数年は随分楽しんだわけだから、厳しい時も耐えなければね。
きっとまた、楽しい日々は帰ってくると信じて。

2005/11/02(水) 冷たい雨
北からの寒気で急に冷えてきました。
子供達も寒い寒いと小声。河川には鴨達も多くなりました。

明日は文化の日ですね。
今夜はボルドーをセレクト。
シャトー・ランシュ・バージュ 2001 (ポイヤックAC)5,500円
メドック5級にして上の実力を持つと、90年代はもてはやされていたワイン。
ところが近頃はパーカーおじさんも高得点を付けなくなって、スターの座から転落しつつある銘柄です。
なるほど、あの方は強さと果実味だからなあなんて、評論家気分で飲んでしまいました。
あまり新樽を感じさせないクラシックスタイルで優しい、ポイヤックらしいものだと私は思います。
しかしながら、この感じでは高価格は維持できないでしょう。
元の5級の鞘が似合うといえば失礼かな。
でもこれはこれ、画一的なものを作る必要はないのです。

2005/11/01(火) 見返りを求めない愛ってあるのかなあ
最近は恋愛映画ブームですね。(制作側ですけど)
ハン流ブームのおかげで純愛ものと言われる作品ばかり。
でもゼータガンダム(恋人たち)は違いますよ!
アニメといっても汚い大人の駆け引きを、子供の世界で見せているという部分です。
人を信じるとは、裏切られても良いという余裕がなければ、いつでも戦場で命を落とす。
女性を信じて裏切られながら、なんとか生き延び、主人公は大人になっていくわけですね。

さて、思い切り泣きたければ、春の雪を見ましょう。
上映が終わって出てきた方々とすれ違いました。
皆さん、目が真っ赤だったり、まだ余韻で涙ぽろぽろでしたから。

このシネマコンプレックスは順調のようです。
しかし、お陰で古くから街に根付いていた映画館はすべて消える結果になりました。
商店街は、映画館に集客の魅力を感じていたのかも知れない。
でもそれはすべて幻だったと気づく時は来るでしょう。
接客の大切さを感じるには、もう遅すぎます。


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