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2005/11/22(火)
大人のたしなみ
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ワイン飲み的な大人の嗜みとはなんだろか? たまにはバッドビンテージのものでも、こよなく愛しながら飲むべし! 私はたぶん偶々が重なっているだけだろうけれど、バッドヴィンテージのものしか買っていないボルドーの銘柄がいくつかあります。 そのひとつに北部メドックのシャトー・ポタンサック(03からはクリュ・ブルジョワ・エクセプショネルという新しい格付け) ウンチク話になりますが、この新しい格付けはフランス・原産地呼称統制委員会(INAO)の新制度で、メドックの格付けのように正式にラベルに記載されます。 で、私はまだ新しいブルジョワの付いたラベルは見ていません。 メドックのシャトー03は日本にも上陸し始めていますので、これからお目見えし始めるでしょう。 この格付けはサンテミリオンと同じように、10年ごとに見直されるようです。 ポタンサックはそのうち9シャトーしか選ばれなかったクリュ・ブルジョワ・エクセプショネルのひとつです。 でも私は92や93、97などバッドでお安いヴィンテージのものしか買ってないんですねえ。 だからすべてきちんと持ちこたえているわけではありません。 でもボルドーの古酒って峠を過ぎると、どのワインも個性を失っていくのでそれほど気にもならなくなるものです。
今夜のシャトー・ポタンサックは1991 2,600円 これが良い枯れ具合なんですよねえ。 色はまだ赤さを保っていますが、味わい的には枯れたおじいちゃん。 人生も、酸いも甘いも通り越して、まろやかになり、刺激も失うんでしょうねえ。 黄昏のひとときにはぴったりの古酒でした。
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