日々わいん
日常の出来事とワインの記憶 ノムリエ日記
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2005/10/13(木) ディープブルー・スカイ
天高く馬肥ゆる秋と申しますが、ワイン飲みにとっては、朱深く舌肥える秋ですかな。
しかしまだ、土佐の着物は夏模様なのです。
日中はまだまだ暑く、とても衣替えの雰囲気ではないですね。
温暖化はやはり、進んでいるのかなあと思ってしまいます。
今日は帰宅途中に前を行く自転車の女の子が突然罵声を!
きっと彼だろうけれど、携帯電話に向かってなかったらビックリするくらいの興奮度でした。
そういえば夏の恋はそろそろ終わってしまう季節なのかな?

さて、わたくしは相変わらず食費&カラダのスリム作戦を継続中。
しかし異動前の体重にはあと1キロちょっとなんですよねえ。
そういうわけで、少しでも階段を上がったり、意味もなく運動してみたり、少しでも脂肪を燃やそうと励んでおります。
ここのところ、サービス的にボルドーをゴージャスにいきましたねえ。
ということで、今夜はチリバッド02のなかで優秀なSEGUのレセルバ・カベルネ・ソーヴィニョンです。
なんとモンド・セレクションのゴールドメダルを獲ったそうです。
ラベルには輝かしいシールが付いています。
このワインは前にも感想を入れてます。やはり03は飲まないといけませんなと思うマウレ・ヴァレーの一級品ですね。

2005/10/11(火) フォントニルはイイねえ
昨日はモンペラを飲みまして、う〜んと考え込んでしまった私です。
さて、曇りや雨とジメジメ天気が続きますねえ。
明日はきっと晴れだと思う。うんうん。
今夜は思い切ってずっと飲んでるフライング・ワインメーカーのミシェル・ロランが造るワイン。

シャトー・フォントニル 2003 ボルドー(フロンサックAC)3,655円
モンペラよりは高いけれど、探せば同じくらいで買えそう。
メルロ90%カベルネ・ソーヴィニョン10%というのはモンペラに近いですね。
土壌も粘土質の多い場所で似通ってるようなイメージを持ってしまいがち。
ワインはどうだ?
私としましては、どう考えてもフォントニルのほうが数段上!
これはもう、フィネスとか樽香や凝縮感やタンニンやと色々な要素がすべてにおいてモンペラより優れているのです。
しかしこのワイン。02の出来はがっかりに近かったのです。
直ぐ飲むにはミディアム・ボディのモンペラのほうが飲みやすいからお薦めですね。
さすがロラン家自家栽培だけあって、良昨年時の気合いの入り方は違いますね。
熟成したらサンテミリオンの上質なワインみたいになるんでしょう。
これはかなり私好みです。

2005/10/10(月) ボルドー03
熱狂的な猛暑にて、早摘みの03ボルドー
メルローにとっては単なる葡萄ジュースになってしまい、深さを失ってしまったとか、色々言われていました。
そこで01ヴィンテージから飲んでいるコート・ド・ボルドーのシャトー・モンペラからアタック!
本当はですねえ、03に限っては新しいブルジョワ級のラベルが付いたものから飲みたいなあと思っていたのです。
でもまあ、いいか!
ということで
シャトー・モンペラ 2003 プルミエール・コート・ド・ボルドーAC 3,130円

オーナーのデスパーニュ家が誇るワインは沢山あるのですが、とりわけ日本で爆発的に有名になってしまったモンペラから03ボルドーを飲むことになりました。
このワインに関しては、今までそれなりに本数を飲んでいるからヴィンテージ比を出せるのです。
そういうことで、03のボルドーはどうなんですかねえということになります。
前置きはここまでにしておいて、このワインは年々評論家の評判を上げています。
私としては、03に関して大事に扱って開栓して適温とかまで細かく気を遣いました。
飲んだ感想は、01に少しだけ苦みが加わったという感じかな。
相変わらずのゴージャスな樽香は有るのですが、思ったよりも感動は少なくて、早熟で日焼け対策の苦労が垣間見える。
つまり、深さを出すのに苦労しているのです。
02はメルロー90%カベルネ・フラン10%
03はメルロー80%カベルネ・ソーヴィニョン10%カベルネ・フラン10%という配合。
ということできっとカベルネ・ソーヴィニョン主体のワインなら良かったと思うのです。
メルロー主体の03ワインは、ワイナリーによってムラは大きいかもねえ。
カベルネ・ソーヴィニョンでタンニンをプラスし、複雑性を上げようと努力していますね。
でも03のモンペラは香りを楽しむワインと言えますかな。
ミスター・メルロのミシェル・ロランでも苦労しています。
まあ、大騒ぎして沢山買うほどのものでもって感じです。
じゃあ、フロンサックのフォントニルはどうなんだ? 近いうちに飲んでみます。

2005/10/09(日) one's homeland GP
行ってきました鈴鹿市へ
FIA F−1 Japanese GP in Suzuka
なんか判らないノリで片道430キロの自動車旅へ7日夜に3名で出発。
日本人ドライバー、佐藤琢磨も来年は乗る車が無くなるかも知れないし、3リットルエンジンのV10(V型10気筒エンジン)サウンドも来年からルールが変わるので最後となるのです。
そのせいか、マスコミも観客も異常な盛り上がりを見せるイベントになりました。
タイトルは母国グランプリ、マスコミがやたらとホンダやトヨタチームに対して使った言葉だ。
しかし実際は日本の企業が参加し始めた頃の侍魂の様なものは、感じさせなくなっている。
昔よりもお金がかからなくなったと言っても、莫大な資金は必要なのだ。F−1ドライバーには世界一の時間給を支払っている。
ところでこの日、人口20万人の鈴鹿市は、鈴鹿サーキットランドの敷地内だけでナント15万人を収容する。
こんなビッグイベントは日本ではココだけなのだろう。
そして私が初めて知ったのは、三重県は関西語圏であるという事実だった。中部東海よりは関西に着きたい様であるのですね。
実際に地元企業も関西の事務所だと名付けているのもあるのです。
この異様に盛り上がった本番のレースは、1周目の途中で琢磨コースアウト、接触のあとは皆さん沈黙。
ただただ静かにレースの行方を見まもっていたのでした。
最終周でフィンランド人のキミ・ライッコネンがトップに立つやいなや、会場内大騒ぎとなったのでありました。
ところで応援した琢磨は二度目の接触事故で、失格の裁定を受けてしまったのです。
今年の走りでは誰も認めてはくれないでしょう。
このF−1サーカスは来年も鈴鹿に戻ってきます。
しかし現実にはF−1人気は世界的に下がり、スポンサー集めや参加チームを増やすのに苦労しています。
その鈴鹿市、色々と勉強させていただきました。
戦中の軍用都市から戦後は積極的に工業を誘致して発展してきたのだが、農業や漁業とのバランスにも優れている。
そして、重要な物流ルートを低コストで実現させている政治力。
高知も見習うべきか、でももう遅すぎですからねえ。
海運業もダメになったし、陸路は瀬戸内三架橋の高い運賃がネックとなります。
JR貨物も鉄道基地が高知県には無いのです。
地味に見えても伝統文化や自然を大切にし、最新技術も開発される都市って憧れますね。
ではまた。

2005/10/05(水) 食堂車ノスタルジー
新幹線から食堂車が消えて、何年経ったでしょう。
新幹線や寝台特急の食堂車への憧れは、特別のものがありました。
子供の頃は新幹線なんて贅沢な乗り物だったし、食堂車での食事というのもとても贅沢でした。
在来線の昼間特急に連結された食堂車は1982で北海道を除き、消えてしまったそうです。
私が食堂車を利用した思い出は、1980&81
当時は神戸ポートアイランド博覧会や、SLが山口線に復活した年です。
当時の国鉄神戸駅周辺は、赤煉瓦や倉庫と珈琲の香りがとても似合う町でした。
今はハーバーランドや北口周辺も当時と景色がすっかり変わっています。
さて、宇高連絡船から宇野線へ乗り換え、新幹線岡山駅を目指します。
日本旅行のものだったか、大きい時刻表を開き、列車の編成表で乗るべきひかりには、日本食堂、都ホテル、帝国ホテル、この三社の内どれが営業しているのかを調べます。
当時はどういうメニューがあるのか、鉄道ファンや鉄道ジャーナルといった雑誌に特集も組まれるほどでした。
日本の食堂車は海外の有名列車ほどの調理器具は乗ってなかったようです。
だから簡易の洋食屋さんといった風情でした。
それでも価格はプレミア価格でしたね。
山陽新幹線は防音対策でシェルターやトンネルが多いために、食事しながら景色を楽しむことはできませんでした。
ゆういつ、在来線で利用した食堂車は当時花形だった気動車、キハ181系で伯備線を走っていたL特急やくもです。
出雲市駅まで追っかけした記憶はまだ残っています。
ブルートレインのも憧れていたなあ。
在来線の食堂車ってけっこう振動があるけれど、大きい車窓からの景色は良かったですね。
在来線長距離列車の旅も、今や時間を含めて贅沢になりました。
でもトワイライトエキスプレスやカシアペア、北斗星の旅には憧れますよね。

ここ二日間は休肝日です。

2005/10/03(月) チリでボルドーちっくと言えば
ヴィニャ・タラパカの造るワインの変遷が物語っています。
でも普通の人は意識していないでしょうねえ。
04にチリでワイナリーの最高です!と評価されたデ・マルティノS・Aでも同じ事です。

サンタ・イネス カベルネ・ソーヴィニョン レセルヴァ 2002 1,030円

私がチリワインを覚えて最強のバッドヴィンテージ02
だからこそワイナリーの底力は試されます。
このクラスではやはり高レベルですね。
ボルドーちっくなのは賛否両論でしょうけれど、上等です。

2005/10/02(日) 熱烈歓迎
仕事現場では、たまに事業の詳しい内容などを聞いてこられる方がいます。
こういうことは私にとっても持ってこいのチャンスなのです。
つまり、内側からだとどうしようもない向上心の減退に、外側からカツを入れて頂く絶好の機会をつくることができるのです。
まあこの場合、カツは活のためですね!
どうせならファンサイトでも作っていただき、屈託のないご意見をいただきたいなあと思うくらい。
私も本当にやってみたいことは数々あれど、越えなければならない壁に当たるまでに、扉がいくつもあって、なかなか辿り着けないものなのです。
しかし、利用者側から希望や、もっとこうしたら良いのではないかというご意見を直接職場へいただくことが出来たら、そういうことは無視するわけにはいかないから話を前進させることができます。
単なる突っつきではなくて、良くなることを言ってくれるのは大歓迎なのです。
そして、その需要に応えるにはどうしたらよいのか?
職場で討議なり、利用者とのワークショップだってやればいい。
私にとっては、このままだらだらと職場に時が過ぎて行くのはもったいないと思うのです。
ちゃんと真剣に耳を傾けてくれる人がいる以上、こちらも応える努力を払う義務もあるというもの。
それで喜んでくれる人々が増えるわけだから、仕事にもやり甲斐ができるってものです。

今夜のワインは、チリのアナケナ
アナケナ カベルネ・ソーヴィニョン レセルヴァ 2003 1,135円
このワイナリーは近頃どんどん輸入され、セールセール状態でした。
ワイナリーのHPは閉鎖されていて、何だか変だなあと思っていたら、また組織が再編されているようです。
社名もA.F.アルコ イリスS.A になっています。
おそらく高級ワインより量販指向になったのではないでしょうか。
ひょっとすると、アナケナブランドも近いうちに無くなるかも知れません。
さて、これは従来通り、カベルネ・ソーヴィニョンに少しカルメネールをブレンドしています。
半年ほどオークで熟成されているのだったかな?
03ということで、やはり普通に期待して飲んでみますと、今までとは果実味を控えめにして、青ピーマンやらズドンとくるタンニンの重さが気になります。
2時間くらいして開いてくると、オークの香りが上品に漂い・・・
これって随分ボルドーちっくですね。
良いワインには違いないでしょうけど、チリのオリジンはどこへいったんだ?

2005/10/01(土) 半年ねえ
いやあ、異動後あっさり、半年経ってしまいました。
生活も随分変わりましたねえ。
何が変わったかって、会話が減りました。
日本語を発することが出来なくなりそうです(笑)
この半年、街の中心部を眺めながら仕事をしてきました。
改めて、半年ってこんなにも街を衰退させる時間なのだと気付きます。空店舗の増殖は変わらず止まらないですね。
やはり活動している人そのものの姿が減るわけだから、そうなるのは仕方がないと思うこの頃。
ラ・ラ・ラ音楽祭やよさこいなどの一時的な資源だけでは、どうにもならなくなってきたのかなあ。
最近競うように建つビジネスホテル。一泊5千円以下というのが売りです。
だけど、お祭りシーズンのためだけに他の10ヶ月は辛抱できるのだろうか?ですよね。
ニートが増えるのも必然です。彼等に希望の門戸を開けることができない厳しい経済がそこそこにあるのです。
でもいずれ増税なんですよねえ・・・。
高齢化率も近いうちに全国1位になりそうな高知で、高齢者の主張大会をやるとのこと。
行ってみたいなあと思ったら、その日はダメでした。
職場の回覧 鬱病と自殺を防ぐセミナー
こんなバカみたいにのほほんとしたように見える高知でも、切実な問題になってきたのかなあ。
まあ、確かに職場単位でメンタルヘルス相談や町中の心療内科は流行っているみたいだし。
ああ、そんなこと言っていたら世の中は病だらけになっちゃいますね!
私? 大丈夫ですよ。いや、大丈夫かな? そういえば最近、・・・なんですよねえ。
感情のマイナス効果スパイラルの発生です(笑)

例の385円チリカベ うまうまクピクピですね!
ボルドーの古酒や格付けワインというものは、分かち合うという心で飲むことだとシャトー・ラトゥールのディレクターは仰ってます。
分かちあう相手がいないんじゃ、どうしようもない。
といっても遺産にするつもりもないので、まあ飲むか!


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