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2004/09/18(土)
ジャック・エ・フランソワ・リュルトン対決
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ボルドーの名門リュルトン家の四男(だったかな?五男かも)のジャックはワインを造りたくてたまらなかったが、父から家徳を継ぐことを許されなかった。 そして彼はフライング・ワインメーカー(空飛ぶ醸造家)となり大活躍している。彼の手法はちょっと変わっていて、ワイナリーを買収しない。 どういう事かと言いますと、葡萄農家から葡萄を買い取り、地元の生産設備で完全に彼の手法によって醸造され、彼のワインとして発売されている。そして、土着のワインにこだわっていること。
今夜は2002年のヴィンテージ チリ対アルゼンチン
アラウカーノ カベルネ・ソーヴィニョン チリ 1,000円 ティエラ・デル・フェーゴ アルゼンチン 760円
価格はちょっと違うけど同じクラスです。 葡萄はアラウカーノ カベルネ・ソーヴィニョン 100% ティエラ・デル・フェーゴ サンジョベーゼ、ボナルダ、マルベックのブレンドとまったく別物の対決となりました。 今夜は半額なので買ってしまったリーデル社の一番お安いグラス(でも700円は安くない!)のドイツメイド ティエラ・デル・フェーゴは人造コルクでアラウカーノは天然コルクを使っています。 どっちも開栓後すぐは酸が際だっていまして、香りは閉じ気味。 アラウカーノは早めにパシフィックアロマと言われるユーカリやミントの香りが出てきましたが、渋味は相変わらずズドンと来ます。 ティエラ・デル・フェーゴはサンジョベーゼ主体という感じでちょい軽めの造り。オレンジの様な香りをうっすら感じます。 でも酸と渋味が強くまとまりがない。 色合いは最初アラウカーノの方は赤黒く、ティエラは紫黒だったが、時間が経つと逆転したので不思議な感覚でした。 2時間くらいゆっくり飲んでやっとフルーティーさ、スムーズを感じたので早めに抜栓して置いておきましょう。 わたしはやっぱりカベルネ派なのであった!
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