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2003/11/09(日)
月
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今月は満月が3日間あるんだ。今日から11日まで。 外に出て、月の光を浴びる。 落ち葉を踏むカサカサという音に耳を傾けながら月を見上げた。 今日は月を見てもなんだか気分が晴れない。 いつもなら、月を見るだけで、嬉しい気分になれるのに。 悩んでるつもりはなかったんだけどな…結構、精神的に追い込まれてる自分に気付いた。 このまま全て消してしまいたくなる、自分自身さえ。 普段でも、作った自分でほんとの自分はあまりいないけど。 気を抜けば、投げやりになってしまいそうな心。 世の中の全てに憎悪をぶつけてしまいそうな心。 パパに会いたい。さーちゃんに会いたい。さくらに会いたい。 もう会えない人ばかり思い出す。このまま死んだら、会えるかなぁ?なんて。 そんな心を叱りながら真夜中に一人、道路に佇み月を見上げた。 まだ責任を果たせてないから、終わっては駄目だ。例え希理に何の価値もないとしても。 『負けるもんか。』今まで何度そう思ってきただろうか? 自分の足でちゃんと立とうと、頑張ってるつもりだけど自分自身があまりにも不安定で 傍で支えてくれる人が無性に欲しくなるときもある。 思いっきり甘えたいときもある。 でも。今は一人。傍には誰もいない。だから自分で頑張るしかないんだなぁ…(σ溜息)
泣きそうな気分で月に背を向けると、私の形の影法師が、月明かりを受けてアスファルトの地面に滑稽な影を落としている。 真夜中に一人。今日も希理は一人。寂しくて仕方ないときもあるさ。希理だって。 強がるのもたまには休みたいけど、次に立ち上がる自信がないから 休むのはもう少し先にしよう。
あぁ、温かい腕の中で何も考えずに眠りたいな。
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