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2013/07/24(水)
腰が痛いのでお勉強だ
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きょうは腰の塩梅を見て無理は止そうと昼まで寝ていた。後1日で前半の仕事が終了というのだけれど致し方ない。しかし寝ていると痛みなど感じないのだがそれでは腰の病は治らない。筋肉なのだからすこし動いた方がいいのだ。仕事は無理だが。 そこできのうから民俗学の本を読んでいる。 ここ秋山郷でも狩人のことをマタギと呼ぶ。他の言い方もあるようだが。マタギとは二俣になっている叉木からきているのではと宮本常一は云う。叉になっている木の枝を使って獲物をおうからだろう(宮本)。 昔、杖としては不便だがこれらの杖をもって山に入り、野獣と出合ったときに防御用にとして使われたのではないか。銃を使うようになった秋山の猟では勢子が下からクマをほ〜いほ〜いと声を掛けて追い上げると、追われたクマは決まったケモノミチを逃げあがってくる。それを読んで親方が撃ち手を何箇所かに配置する。ここを矢場(弓矢の時代から)とよんでここでこの杖を立てて銃を構えてこれを撃ったという。二俣になったところに筒を当てて獲物を待つ。今のライフルと違って弾は自分で鉛を溶かして作る。当然真円にはならない。そこで狩人は5m付近に獲物が近づいてから撃ったという。単発の村田銃では撃ち損なえば命に係わることになる。クマは下から追ってくる勢子の声を気にして後ろを振り返り振り返りあがってくるので隠れている狩人に気付くのが遅れるという。 このあたりでは強くしなりやすい木として「ノリウツギ」を使った。
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