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2013/07/17(水) 昔のトイレットペーパー
 きつい斜面での草刈がきらいでこんな日はずる休みでもしたいのだがそういった敵前逃亡は人格に影響する。命綱に身をゆだねてカマを使いながらの作業はときどき垂れ下がった枝などを切る時なんか頭がぐるぐる廻るように思う。狭い所での落石などが落ちて顔にでも当たったらそうとう痛いだろうなと思いながらのお手伝いだった。
 そんなことは聞き飽きただろうからきょうは昔のトイレットペーパーについて話て見よう。簡単に。
 昔といっても戦後しばらくの頃までの秋山郷は自給自足の暮らしだったから今のように何でも外で買ってくるということはなかったようです。トイレットペーパーにしてもやわらかい紙などなくて新聞紙にしたって貴重なものでした。山が色づく頃になると母親に言われて山に出て”カクマ”というシダをカゴいっぱい採って来て、茎から葉をそぐように抜いてボールのように硬く丸めて木の箱のなかに冬の間つかう分をためたようです。始めは柔らかくていいのだけれど春が近づく頃になると乾いてきてそれを使うとウンチがくっつき手にもつくようになり、ちくちくして痛く嫌だったと和山の島田さんが笑って話したことがありました。ほんの60年位前の話です。知恵のある話ですがそういう時代を耐えてきた人たちの強さを感じる訳です。


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