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2013/06/07(金)
労働歌
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昼から一気に雨が落ちだし次第に強く激しく降ってカッパを通すような勢いになった。トンネルの真っ暗ななかでの弁当は何を食べているのかさっぱり分からない。 労働をしながら歌を唄うのだがこのところ美空ひばりの「波止場だよ、お父っあん」があたまから離れない。古い歌でもちろん知っていたのだけれどラヂオで不意にその曲を聴いたときにスイッチが入ったようだ。曲を変えて「神田川」や「昴」にすると元気が出ない。労働歌は僕の場合は女性の演歌がいいようだ。誰でもいいわけではなく変に艶っぽいのはダメで戦後に流行った「星の流れに身を任せ…」とか「夜のプラットホーム」といった苦しい生活に対する嘆きの唄は労働に向いていると僕は思っている。ところで「波止場だよ、お父つあん」の場合はそのお父つあんに惹かれるようだ。演歌は何処か大衆文学に似ているようでこのところそのあたりにどっぷりと浸っているのは僕の生活が思考を許さないきついものだということになるのかも知れない。時にはゆっくりテレビでも見ていたいとおもうのだが。
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